ゴルフのエージシュートとは|規定や難易度、驚きの記録を徹底解説!

基礎知識

※当サイトのコンテンツには商品プロモーションが含まれている場合があります。

「エージシュートって何?難しいの?」
「知人にエージシューターがいるけれど、すごい記録なの?」

などと考えててはいませんか。

プロゴルファーでも難しいと言われているエージシュートですが、どのような意味を持ち、どのくらい難しいのでしょうか。

今回はエージシュートの意味や詳しい規定、難易度などを解説しています。エージシュートについて詳しく知ることで、ゴルフ人生の最終的な目標が決まるかもしれませんよ。

エージシュートとは

エージシュートとは、1ラウンド(18ホール)を回って、自分の年齢以下のスコアでホールアウトすることです。「Age(年齢)」「shooting(打つこと)」が語源となっています。

例えば75歳のゴルファーが、スコア75打、もしくはそれ以下の打数で18ホールを回ったらエージシュートです。

そして、エージシュートを達成したゴルファーを「エージシューター」と呼びます。

エージシュートの詳細な規定

実はエージシュートを公認されるには詳細は規定をクリアしないといけません

公認団体によって異なる部分はありますが「日本エージシューター協会」の規定によれば、スコア以外にも以下のようなルールがあります。

・男性の場合:6,000ヤード以上のコースで達成すること
・女性の場合:5,000ヤード以上のコースで達成すること

つまり、既定のヤーテージより短く設定されているシルバーティーやレディースティーから年齢以下のスコアを達成しても公認団体が示すエージシュートには当たらないわけです。

しかし、ヤーテージの規定を知っている人はそれほど多くありません。一般的にエージシュートと言えば「自身の年齢以下のスコアでラウンドした」という意味合いで使われることが多いでしょう。

そして、ヤーテージの規定を無しにしてもエージシュートを達成することは非常に難しいことです。

以下ではエージシュートの難易度を確認します。

エージシュートの難易度は?

最初にお伝えすると、エージシュートの難易度は非常に高いです。

何故なら、年齢が30歳や40歳では物理的に不可能な記録であるためです。40歳でエージシュートを達成するには32アンダーで回る必要がありますが、まず無理であると分かるでしょう。

仮にイーブンパーの72でラウンドする人であっても72歳まで待たないと記録になりません。

つまり、大前提として70~80歳になっても元気にゴルフをプレーすることができる身体でなければならないのです。これだけでも十分凄いと言えるでしょう。

そして、仮に80歳でエージシュートを達成するには80以下のスコアで回る必要があります。しかし、全年齢層を見ても80以下のスコアでラウンドをできる人は限られています。

飛距離や身体の衰えが進んでいるシニアゴルファーの場合は尚更難しく、まさにゴルフ人生の最大目標に相応しい記録です。

エージシュートの驚くべき記録

中には、エージシュートに纏わる驚くべき記録を残している方がいます。

中にはアマチュアゴルファーで記録を残している方も存在するため、ぜひご覧ください。

プロツアーでエージシュートを達成した人

極稀にですが、プロツアーでもエージシュートを達成している方も存在します

以下の表は達成した人の一部ですが、名選手が並んでいることが分かります。

氏名当時の年齢 スコア達成年
中村寅吉
※ツアー確立前
66歳65ストローク1981年
青木功  
※計9回 一部抜粋
65歳
66歳
67歳
65ストローク
66ストローク
66ストローク 
2007年 
2008年
2010年
杉原輝雄
※2日連続での達成
71歳
71歳
70ストローク
71ストローク
2008
尾崎将司
※レギュラーツアーでの達成 
66歳
70歳
62ストローク
70ストローク
2013年
2017年
伊藤正己63歳
65歳
62ストローク
65ストローク
2019年
2021年
岡田美智子
※国内女子初
76歳74ストローク2021年

エージシュートの最年少記録

エージシュートの最年少記録として知られているのは、アメリカのボブ・ハミルトンプロです。1975年、当時59歳の時に59ストロークで達成したという記録があります。

日本ツアーに着目すると、伊藤正巳プロが2019年に達成した62ストローク(当時63歳)が最年少記録となっています。

エージシュートを1,000回達成した人がいる

アマチュアゴルファーに着目すると、人生で1,000回以上のエージシュートを達成している猛者も存在します。

例えば、2021年9月に1,000回目のエージシュートを達成した広島県の高橋久司氏(95)や、約1,500回ものエージシュートを達成している植杉乾蔵氏(97)などがいます。

圧倒的なゴルフの実力と心身の健康を備えなければ達成できない、常人には考えられない記録と言えるでしょう。

まとめ

エージシュートとは自分の年齢以下のスコアで1ラウンドを回ることです。

ゴルフの実力と心身の健康を保たなければ達成できない偉業とされています。

当記事ではエージシュートの意味や詳しい規定、難易度等を解説しました。この記事を読んだ皆さんも、ぜひエージシュートを目標としてはいかがでしょうか。

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

「golmicio(ゴルミーチョ)」はこちら

ゴルフシグナル編集部 渡邉をフォローする
基礎知識
スポンサーリンク
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました