2番ウッド(ブラッシー)おすすめ6選│必要性やメリット・デメリットも解説

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「2番ウッドって使う人いるの?」
「2番ウッドのメリットは?」

このように考えていますか。

現在、2番ウッド(ブラッシー)は非常にマイナーと考えられているクラブです。実際に2番ウッドを採用しているゴルファーは限りなく少数派といえるでしょう。

しかし、3番ウッドよりもロフト角が小さく、ドライバーよりもウッド感覚で打ちやすいという特性上、以下のような方は検討の余地があります。

  • 高くティーアップしたドライバーが苦手
  • 3番ウッドよりもフェアウェイから飛ばせるクラブが欲しい

そこで、本記事では2番ウッドの必要性やメリット・デメリット、おすすめのモデルなどを解説します。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

メリット・デメリットがあるクラブなので、「自分に合っているのか」を適切に判断しましょう!

※最初からおすすめモデルを知りたい方は「こちら」からジャンプできます!

2番ウッドとは?

聞き馴染みのない方も多いと思いますが、ウッドには1番(ドライバー)と3番だけでなく、2番も存在します。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

今現在、実際に製造しているメーカーは限りなく少ないため、「存在する」と断言してしまうのも難しいですが・・・。

過去には2番ウッドを展開しているモデルも多数あり、採用しているゴルファーも一般的でした。現在は採用しているゴルファーこそ少ないですが、ルール上は全く問題なく、1番や3番と差別化できる特徴もしっかりと存在します。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

「ウッドといったら3番」のように固定概念に囚われなければ、もっと柔軟なクラブセッティングができるかもしれません!

2番ウッドの名称・名前

2番ウッドは、「ブラッシー」と呼ばれています。

番手名称
1番ドライバー
2番ブラッシー
3番スプーン
4番バッフィー
5番クリーク

2番ウッドが登場した時代では、木製のヘッドが採用されており、ソールには真鍮がはめ込まれていました。真鍮を英語に訳すと「brass(ブラス)」であり、一説としてはこれが由来して「ブラッシー」と呼ばれるようになったようです。

2番ウッドのロフト角

2番ウッドのロフト角は13度から14度程度が一般的です。一般的な3番ウッドのロフト角は15度前後なので、よりロフト角が小さいということになります。

2番ウッドが使われなくなった背景

現在、2番ウッドが使われなくなった背景として、以下のような理由があると考えられます。

  • ユーティリティやショートウッドなどセッティングの幅が広がってきた
  • ドライバーの性能が向上して役割が薄れてきた
  • アマチュアゴルファーにとって難易度が高い
<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

需要が減った結果、製造するメーカーも減ってきてしまい、現在ではほとんど見られなくなったと想像できます!

2番ウッド(ブラッシー)って必要?

正直なところ、今現在の環境において、2番ウッド(ブラッシー)はすべてのゴルファーに必要なクラブではありません。ドライバーやスプーンのショットに課題を感じない場合、無理に採用する必要はないでしょう。

しかし、ゴルファーのニーズやミスの傾向などによっては、2番ウッドが有力な選択肢となる可能性があります。実際に、タイトリストと契約しているキャメロン・ヤング選手が、TSRの2番ウッドを試用したという情報もあります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

シニアゴルファーのなかには、2番ウッドを愛用している方もいますね!

具体的には、以下のような悩みがあるゴルファーにとって、2番ウッドは有力な選択肢になるかもしれません。

  • 高くティーアップしたドライバーが苦手
  • フェアウェイから3番ウッドよりも飛ばせるクラブが欲しい
  • 3番ウッドが吹け上がって飛ばない
<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

スコアアップのカギが2番ウッドである可能性もありそうですね!

2番ウッド(ブラッシー)を採用する3つのメリット

2番ウッド(ブラッシー)を採用する代表的なメリットは、以下の3つです。

  • ティーショットで使いやすい
  • 3W(スプーン)より飛距離が出る
  • 3W(スプーン)より風の影響を受けづらい

ここでは、各メリットを詳しく解説します。

ティーショットで使いやすい

2番ウッドはフェアウェイだけではなく、ティーショットでも使用しやすいクラブです。ドライバーと比較してミスが大きくなりづらく、スプーンよりも飛距離を稼ぎやすい傾向があります。そのため、左右に曲げたくないホールや、ドライバーショットにバラつきが出てしまっているケースなどで有力な選択肢となるでしょう。

また、ティーアップの高さを地面に接する程度に設定できる点も特徴です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

ドライバーはティーアップが高く、アッパーブローでインパクトするため、「ほかのクラブとは感覚が違う」と感じる方も少なくありません!

高いティーアップをアッパーブローで打つのが苦手でも、レベルブローで打ちやすい2番ウッドならティーショットが安定する要因になるかもしれません。

3W(スプーン)より飛距離が出る

2番ウッドは3番ウッドよりもロフト角が小さいため、理論上飛距離アップを実現できます。「フェアウェイからもっと飛ばせるクラブが欲しい」と考える方にも有力でしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

ロフト角が少なく、打ち出し角が小さい分、ランが増える点も特徴です!

フェアウェイから飛ばせる距離が伸びれば「ロングホールの2打目をグリーン周りまで運べた」といったチャンスが増えるかもしれません。

3W(スプーン)より風の影響を受けづらい

2番ウッドはスプーンよりも打ち出し角が低くなるため、風の影響を最小限に抑えられます。たとえば、ティーショットで横風が強い場合でも、2番ウッドであれば左右に流される幅が減り、フェアウェイに残りやすくなります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

「とにかくまっすぐ打ちたい」と考える場面でも自信を持って振れそうですね!

また、アゲインストでも飛距離ロスが最小限になり、吹け上がりもしにくい傾向があります。

2番ウッド(ブラッシー)を採用する3つのデメリット

一方で、2番ウッド(ブラッシー)を採用するデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 3W(スプーン)より難しい
  • モデル数が少ない
  • つかまりにくい

ここでは、各デメリットについて詳しく解説します。

3W(スプーン)より難しい

2番ウッドの大きなデメリットとして、3番ウッドよりも難しいことが挙げられます。3番ウッドよりもロフト角が小さいためボールが上がりにくく、バックスピンが減る分、サイドスピンは増えやすくなります。基本的に、3番ウッドを使いこなせない方にとって、2番ウッドを使いこなす難易度は非常に高いです。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

深いラフなどからは使いづらいため、使う機会が限定的になる恐れも・・・。

対策として、寛容性の高さをアピールしているモデルを選ぶなどが挙げられます。

モデル数が少ない

2番ウッドは、他の番手と比べるとモデル数が非常に少ないです。キャロウェイやテーラーメイドなど、大手メーカーからの発売はほとんどないため「メーカーにこだわってクラブを選びたい」と考える方には向かないかもしれません

対策として、無理に2番ウッドを使うのではなく、3番ウッドのロフト角を小さくして対応する方法があります。具体的には、ロフト角を13度から14度程度に調整すれば、2番ウッドに近い働きが期待できます。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

弾道調整機能(カチャカチャ機能)が搭載されているモデルなら、簡単にロフト角を変えられますよ!

また、2番という番手にこだわらず「ロフト角が小さい3番ウッド」を選ぶのも有力です。なかには、3番ウッドのロフト角が13度から14度程度に設定されているモデルがあるため、番手だけでなくロフト角もチェックしてみましょう。

つかまりにくい

2番ウッドはショットがつかまりにくい特性があります。「絶対に左に曲げられない」という場面では有効かもしれませんが、普段からスライスで悩んでいる方にとっては、大きく曲がってしまう原因となるでしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

このように、全員に最適な番手とはいえないため、まずは3番ウッドのロフト角を調整して使ってみるなども検討しましょう!

2番ウッド(ブラッシー)おすすめ6選

おすすめの2番ウッド(ブラッシー)は、以下の6モデルです。

  • GT2 Fairway【タイトリスト】
  • BALDO CORSA BRASSEY【バルド】
  • GTD M.D.280 mini DW【GTD】
  • DANGAN7 ブラッシー フェアウェイウッド【マルマン】
  • F-01α【ワールドイーグル】
  • FORESIGHT【ワークスゴルフ】

ここでは、各モデルの特徴を詳しく解説します。

GT2 Fairway【タイトリスト】

タイトリストの「GT2 Fairway」では、2番ウッドに相当するロフト角13.5度の番手が展開されています。深重心を維持しつつ低重心化を進めることで、高い打ち出し角や許容性、最適なスピン性能を発揮します。

また、ツアーでも認められたヘッド形状や、タイトリスト伝統の優れた打感・打音も魅力です。さらに、ネック部分には弾道調整機能も搭載されているため、ニーズに合わせて最適なセッティングを実現できるでしょう。

なお、タイトリストからはミニドライバーに分類される「GT280 Mini Driver」も発売されています。ティーショットが主な用途の場合は、ミニドライバーを検討してみても良いでしょう。

モデル名GT2 Fairway
メーカーTitleist(タイトリスト)
発売日2024年8月
ロフト角(度)13.5
15.0
16.5
18.0
21.0
ライ角(度)56.5
長さ(インチ)43.0
ヘッド体積(cc)
総重量(g)
シャフトMITSUBISHI TENSEI 1K BLUE
PROJECT X DENALI RED
GRAPHITE DESIGN TOUR AD DI
GRAPHITE DESIGN TOUR AD VF

BALDO CORSA BRASSEY【バルド】

バルドから発売している「BALDO CORSA BRASSEY」は、ドライバーとの二刀流が想定されたブラッシードライバーです。ヘッド体積は240ccと主流のドライバーの約半分であり、ロフト角は12度と2番ウッドにしては小さめの設計です。

「DAT 55G」を鍛造フェースとして採用し、反発エリアの拡大に成功しました。また、フェースにはマイクロレーザーミーリング加工を施すことで、ボールの喰いつきが良くなり、安定性の向上に貢献しています。

さらに、ネック部分は可変式スリーブが採用されており、個々に適した柔軟なセッティングが可能です。シャフトもカスタムなので、こだわりのある一本を導入したい方にも最適でしょう。

モデル名BALDO CORSA BRASSEY
メーカーBALDO(バルド)
発売日2022年
ロフト角(度)12.0
ライ角(度)58.0
長さ(インチ)43.5(標準)
ヘッド体積(cc)240
ヘッド重量(g)210
シャフトカスタム

M.D.280 mini DW【GTD】

「M.D.280 mini DW」は、GTDから発売されている2番ウッド「ミニドライバー」です。ヘッド体積が280ccとウッドにしては大きめであり、ティーショットの安心感が生まれます。

フェース面は3番ウッドに近く、フェアウェイからの直打ちが可能です。直ドラのような難しさは感じない設計となっています。

さらに、ネック部分には弾道調整機能が搭載されており、ロフト角・ライ角を±1度に調整できます。ドライバーとスプーンの性能を両立したハイブリッドなクラブを求める方にもおすすめです。

モデル名M.D.280 mini DW
メーカーGTD
発売日
ロフト角(度)13.0
ライ角(度)60.0
長さ(インチ)カスタム
ヘッド体積(cc)280
ヘッド重量(g)207~211
シャフトカスタム

DANGAN7 ブラッシー フェアウェイウッド【マルマン】

マルマンから発売の「DANGAN7 ブラッシー フェアウェイウッド」は、マジェスティの独自テクノロジーをベースに開発された2番ウッドです。

従来のヘッドよりも深・低重心に設計することに成功し、スイートスポットもフェースの中央近くとなっています。結果的に高弾道・低スピンのショットを実現しやすくなっています。

さらに、抜けの良いソール形状「スーパーラウンドソール」が採用されている点も特徴です。ラフやフェアウェイバンカーからでもしっかりとインパクトを迎えられます。

モデル名DANGAN7 ブラッシー フェアウェイウッド
メーカーmaruman(マルマン)
発売日2022年
ロフト角(度)13.0
ライ角(度)57.5
長さ(インチ)43.0
ヘッド体積(cc)200
総重量(g)296(R)
シャフトDANGAN7シリーズ専用 カーボンシャフト(R/S)

F-01α【ワールドイーグル】

ワールドイーグルの「F-01α」は、ドライバーに代わるティーショットの選択肢として推されている2番ウッドです。全米シニアプロで優勝した実績がある井戸木鴻樹プロにも推薦されています。

シャフトには専用のカーボングラファイトが採用されており、フレックスはRとSの2種類が展開されています。

また、2025年現在一本6,000円前後の安価な価格帯で購入できる点も魅力です。2番ウッドを試しに使ってみたい方でも手が届きやすいでしょう。

モデル名WE-FW2ST-VG
メーカーWORLD EAGLE(ワールドイーグル)
発売日
ロフト角(度)13.0
ライ角(度)58.0
長さ(インチ)43.0
ヘッド体積(cc)195
総重量(g)357
シャフトオリジナルカーボンシャフト(R/S)

FORESIGHT【ワークスゴルフ】

ワークスゴルフから発売されている「FORESIGHT」は、投影面積が大きいヘッドが特徴のウッドシリーズです。番手は1番から5番まで計5種類展開されており、2番ウッドはロフト角13.0度の設計となっています。

ヘッドが地面を大きく滑り、多少ダフってもしっかりとインパクトされる抜けの良さが魅力です。また、大型ヘッドならではの深重心により、比較的簡単にボールが上がってくれます。

さらに、ワイドヘッドのフェースはミスショットをカバーします。球よりも薄いシャローフェースでさらなる低重心化に成功しており、フェアウェイウッドが苦手な方でも高弾道なショットを実現できます。

モデル名FORESIGHT
メーカーWORKS GOLF(ワークスゴルフ)
発売日
ロフト角(度)#1:11.0
#2:13.0
#3:15.0
#4:17.0
#5:19.0
ライ角(度)#1:59.0
#2:60.0
#3:61.0
#4:61.0
#5:61.0
長さ(インチ)#1:44.0
#2:43.0
#3:42.0
#4:41.5
#5:41.0
ヘッド体積(cc)#1:250
#2:250
#3:250
#4:220
#5:220
総重量(g)#1:307
#2:314
#3:321
#4:324
#5:328
シャフトフレックスRの場合
シャフトオリジナルカーボンシャフト(R/S)

まとめ

アッパーブローで打つドライバーが苦手な方や、ティーショットの選択肢を増やしたい方、フェアウェイでスプーンよりも飛距離が出るクラブが欲しい方は、2番ウッドも選択肢のひとつです。

決してメジャーではない2番ウッドですが、ティーショットで使いやすく、スプーンよりも飛距離が出るというメリットがあります。ドライバーや3番ウッドに明確な課題を持つ場合には、採用する余地があるでしょう。

ただし、ほかの番手と比較してモデル数が少なく、難易度が高い傾向があるというデメリットがあります。メリット・デメリットや個々の課題を踏まえ、2番ウッドを採用すべきか判断してみてはいかがでしょうか。

▼ティーショットでの活用が目的ならミニドライバーもおすすめ!

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

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