「コース上にクラブを忘れてきた」という失敗は度々見受けられます。
高額なクラブを紛失してしまっては、折角のゴルフでブルーな気持ちになりますよね。中には、対処法が分からず、気が気ではなくなってしまう方も多いです。
万が一クラブを忘れても正しい対処法を知ることで、落ち着いて行動ができるようになります。
また、当然ですがクラブを忘れる前提でなく、忘れないための工夫も非常に大切です。
そこで当記事では、ゴルフクラブをコースに忘れた時の対処法や、忘れないための注意点を解説しています。万が一の事態に備えて知識を蓄えましょう。
コースにゴルフクラブを忘れやすい状況とは?
始めににゴルフクラブを忘れやすい状況を確認しましょう。以下のケースに当てはまる場合はクラブ忘れに対する意識を持つだけでも効果が現れます。
ここでは2つのケースを解説します。
グリーン周りに置きっぱなし
まず、非常に多いのが「グリーン周りに置きっぱなしだった」というケースです。
「グリーンオンしてそのままパッティングに向かい、ホールアウト時にパターだけ持って帰ってくる」はありがちなパターンです。
ウェッジを忘れた際は、ほとんどがこのケースと言っても良いでしょう。
また、この際にパターカバーも同様に忘れやすいため注意が必要です。
複数本のクラブを持ち出していた
他のケースとしては「複数本のクラブを持ち出して、使わなかったクラブを置いてきた」というケースもあります。
ゴルフクラブを複数本持ち歩くのはスロープレー防止の意味合いで素晴らしいです。しかし、クラブ忘れに繋がるリスクが増えるため注意しましょう。
また、これはセカンドショット以降に限った話ではなく、ティーショットでも起こり得ます。「ドライバーかスプーンかで迷って2本ティーグラウンドに持っていった」というパターンもあるためです。
バンカー周りは特に注意が必要
バンカーショット後のクラブ忘れにも注意が必要です。
バンカーショットの後は、レーキを使って砂をならすことに意識が向いてしまいます。その結果クラブの回収を失念してしまうケースがあります。
クラブを忘れたと気付いたら行うべき対処法とは?
クラブを忘れたと気付いたら、早急な対応が大切です。正しい対応を知っていれば、必要以上に焦る必要がなくなるでしょう。
ここでは、クラブ忘れに気付いた際の対処法を解説します。
何番ホールに忘れたかを思い出す
クラブ忘れに気付いたら、まずはどのホールに忘れたかを思い出しましょう。
この時、ホールだけではなく、どこに忘れたか(何打目地点/林の中etc.)まで思い出せれば尚良いです。
ここの情報が詳しければ詳しいほど、見つける時のヒントとなるので、冷静になって思い返すことが大切です。
すぐにスタッフに連絡をする
どのホールに忘れたか振り返ったら(思い出せなくても)スタッフに連絡を取ります。
カート内に無線機能が付いている場合は、その場から連絡しましょう。できるだけ詳細に情報を伝えることで、より見つけやすくなります。
カートに無線機能が付いていなかった場合は、ラウンド終了後(ハーフ終了後)にマスター室やキャディに伝えましょう。
スタッフ側もクラブの忘れ物の対応には慣れているため、躊躇する必要はありませんよ。
後続の組の人へ確認することも有効
ラウンドしている最中、前が詰まっているなどで後続の組と合う機会があった場合は、クラブを拾っていないかどうかの確認も有効です。
クラブを忘れている場合、後続の組が拾っているケースも非常に多いためです。
後続の組から直接クラブを受け取った場合はしっかりと感謝の言葉を伝えましょう。
ホールアウトしても手元になければ直接マスター室へ行く
もし、ラウンドが終了してもクラブが手元に戻ってきていない場合は、直接マスター室へ出向きましょう。
もし、既に回収住みの場合はその場で受け取ることができますが、未だ見つかっていない場合は、後からの電話連絡となります。
帰宅後に気付いたらすぐに電話連絡をする
もし帰宅後にクラブが足りていないと気付いたら早急に電話連絡をしましょう。
その際、プレー日や予約者の名前等を聞かれる場合も多いため、前もって情報を整理しましょう。
ラウンド日から長い間経っていても、連絡することが大切です。忘れ物は少なくとも3ヵ月、多くの場合半年から1年程度保存されている場合が多いためです。
クラブを特定出来た際は、直接取りに行くことも可能ですが、郵送で対応してくれる可能性もあります。ゴルフ場が遠方である場合は相談してみましょう。
クラブ忘れに気付いても逆走はNG
もし、クラブ忘れに気付いた場合であっても、クラブを取りに逆走するのはNGです。
後続の組へ迷惑が掛かり、ボールが飛んでくる危険性もあるためです。
クラブを忘れて不安な気持ちになってしまいますが、落ち着いてスタッフへの連絡を行いましょう。
ゴルフクラブをコースに忘れないために行うべきこと4選
上記では、コースにクラブを忘れた際の対処法を解説しましたが、一番良いのはそもそもクラブを忘れないことです。
ここでは、ゴルフクラブをコースに忘れないようにするために行うべきことを4つ解説します。
カートがある方向にクラブを置く
クラブを置く場合は、カートがある方向へ置くことを心掛けましょう。
そうすれば、ショット後やホールアウト後、カートに戻る際にクラブが目に入ります。
グリーン上の場合、場合によってはボールと反対側までクラブを持ち歩く必要が出てきますが、面倒くさがらずに癖付けることでクラブ忘れを減らすことができます。
レーキの横にクラブを置く
バンカーショットの際にクラブを置く場合は、レーキの横に置くようにしましょう。
そして、レーキを元あった場所に戻すことを心掛ければ、クラブ忘れを防止できます。
ホールアウト後は同伴者のクラブもカートに持っていく
ホールアウト後にカートに戻る際は、同伴者のクラブも回収してあげましょう。
これによって、自身の組全体でのクラブ忘れを防ぐことができます。
また、自分だけでなく、全体でクラブを忘れない意識が生まれるため、自分が忘れたクラブを同伴者が拾ってくれることにも繋がります。
ラウンド後はクラブの本数確認をする
ラウンドを終えた際は、必ず本数の確認を行いましょう。
このタイミングでクラブ忘れに気付くことができれば、その後の手続きが大きく削減できるためです。
基本的にはスタッフの方に本数を確認するように促されますが、そうでない場合でも自主的に本数確認をするようにしましょう。
クラブ忘れをしないための道具を活用することも有効
クラブ忘れを防ぐために、各種アイテムを使うことも有効です。
特におすすめのアイテムが「セルフスタンドケース」です。
クラブ5本程度が入る小さいキャディバッグのような商品を指します。パターとウェッジを入れて「ショートゲーム用クラブセット」を作っておけば、どれか1本だけクラブを忘れることを防げます。
グリーン周りで立たせられるため、目立つという点もポイントです。
一点、ゴルフ場によっては使用が制限されている場合があるため注意しましょう。
クラブヘッドや各種小物も対応は同じ
ゴルフ場ではゴルフクラブ以外にも、ヘッドカバーや各種小物の落とし物も発生します。
特にヘッドカバーはグリーン周りやセカンド地点以外に、カートの衝撃で落ちるケースや風で飛ばされるケースも起こり得ます。
これらを落としたことに気付いた際も、基本的には上述したゴルフクラブを落とした際の対処法と同じ対応をしましょう。
まとめ
コースにゴルフクラブを忘れた際は冷静な対応が大切です。当事者になった際に必要以上に慌てないように、事前にやるべき対応を確認しておきましょう。
当記事では、コースにゴルフクラブを忘れた際の対処法や、忘れないために行うべきことを解説したため、ぜひ非参考にしてください。
ところで、皆さんはウェッジを何本セッティングしていますか。現在プロでも3本が主流になりつつある中で、アマチュアも2本派と3本派に分かれるかと思います。
以下の記事ではアマチュアが入れるべきウェッジの本数を解説しているためぜひご覧ください。
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