【中古あり】長尺パターおすすめ15選│規則や打ち方、メリット・デメリットも解説

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※最初からおすすめの長尺パターをチェックしたい方は「こちら」からジャンプできます!

「長尺パターを使ってみたい」
「長尺パターは自分に合っている?」

このように考える方に向けて、本記事では長尺パターおすすめ15選や打ち方、メリット・デメリットなどを解説します。

長尺パターの採用によってストローク安定化が期待でき、距離感も振り幅で調整しやすくなります。また、大型で高重量のヘッドが多いことから、ミスヒットの軽減にもつながるでしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

通常のパターがイップス気味でも、長尺パターの採用によって改善したという例もあります!

しかし、距離感に慣れるのに時間がかかり、操作性が低いというデメリットもあります。また、一言で長尺パターといっても多くのモデルが展開されているため、しっかりと比較検討して自分に最適なモデルを選ぶことが大切です。

この記事を読めば、「自分は長尺パターが向いているか」や「自分にピッタリの長尺パターはどれか」が理解できるため、ぜひご覧ください。

  1. 長尺パターとは?
  2. 長尺パターは禁止ではない│禁止なのは「アンカリング」
  3. 長尺パターおすすめ10選
    1. Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD BROOMSTICK パター【オデッセイ】
    2. Spider ZT LONG【テーラーメイド】
    3. グランスポーツアームロック 3D Printed Putter【コブラ】
    4. マスターモデル MF-02【リンクス】
    5. TARGET HUNTER 長尺パター【オリマー】
    6. F-01 ユニワン 長尺パター【ワールドイーグル】
    7. KG-06 長尺パター【ケンジアニーニ】
    8. ANTIDOTE SB2 Long【ベティナルディ】
    9. 長尺 MEZZ.1 MAX【ラブゴルフ】
    10. BLACK BROOMSTICK SBC20【シーモア】
  4. 【中古モデル】長尺パターおすすめ5選
    1. 2-ball ten BROOMSTICK【オデッセイ】
    2. AI-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK【オデッセイ】
    3. ブルームスティック 2-BALL パター【オデッセイ】
    4. MANTA GHOST Long【テーラーメイド】
    5. Nome 500 パター【ピン】
  5. 長尺パターの打ち方
  6. 長尺パターの選び方
    1. 1.シャフトの長さ
    2. 2.ヘッド形状
    3. 3.ヘッド重量
    4. 4.ネック形状
    5. 5.グリップ
  7. 長尺パターの5つのメリット
    1. 1.ストロークが安定しやすい
    2. 2.距離感をつかみやすい
    3. 3.ミスに強いモデルが多い
    4. 4.イップス改善の効果が期待できる
    5. 5.腰への負担が少ない
  8. 長尺パターの5つのデメリット
    1. 1.距離感の調整に時間がかかる
    2. 2.操作性が低い
    3. 3.アンカリング規制に注意が必要
    4. 4.収納しづらい
    5. 5. モデル数が少ない
  9. 長尺パターが合う人・合わない人の特徴
    1. 長尺パターが合う人の特徴
    2. 長尺パターが合わない人の特徴
  10. まとめ│長尺パターでパッティングの安定化を実現!

長尺パターとは?

長尺パターとは、文字通りシャフトが長いパターを指します。一般的なパターが32~35インチ程度であるのに対して、長尺パターは43~48インチ程度のモデルが一般的です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

45インチはドライバーとほぼ同じ長さです!

また、単にシャフトが長いだけでなく、ヘッドも重めに作られている傾向があります。

打ち方も一般的なパターとは異なり、前傾が浅く、左手をグリップエンド側、右手をシャフトの真ん中くらいに離して握ります。振り子のイメージでストロークでき、振り幅で距離感を調整しやすい点が大きな魅力です。

長尺パターは2016年の「アンカリング規制」によって一時期勢いを失いましたが、近年は再び注目を浴びています。試合で投入するプロゴルファーも少なくなく、大手メーカーからも新モデルが開発されています。

長尺パターは禁止ではない│禁止なのは「アンカリング」

「長尺パターは禁止」と勘違いしている方は少なくありませんが、長尺パターはルール上禁止ではなく、公式試合でも利用できます。一般的なクラブの長さは、原則として48インチがルール上限ですが、パターについては長さの規制はありません。

ただし、長尺パターの打ち方として採用されていた「アンカリング」は、2016年にルールで禁止されています。

アンカリングとは
→パターのグリップやグリップを握った手を体の特定の部位に固定してストロークする打ち方

2016年以前は長尺パターのグリップエンドを胸につけてストロークする打ち方が人気でした。しかし、アンカリングが規制された現在は、ルールに適合した長尺パターの打ち方を身につける必要があります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

ちなみに、グリップを前腕につけてストロークする「アームロック」は、アンカリングとはみなされません!

アンカリング規制の後は、アームロックスタイルを導入するゴルファーも見られます!

長尺パターおすすめ10選

最新モデルを中心とした長尺パターおすすめ10選は、以下のとおりです。

  • Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD BROOMSTICK パター【オデッセイ】
  • Spider ZT LONG【テーラーメイド】
  • グランスポーツアームロック 3D Printed Putter【コブラ】
  • マスターモデル MF-02【リンクス】
  • TARGET HUNTER 長尺パター【オリマー】
  • F-01 ユニワン 長尺パター【ワールドイーグル】
  • KG-06 長尺パター【ケンジアニーニ】
  • ANTIDOTE SB2 Long【ベティナルディ】
  • 長尺 MEZZ.1 MAX【ラブゴルフ】
  • BLACK BROOMSTICK SBC20【シーモア】

ここでは、各モデルの特徴を詳しく解説します。

Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD BROOMSTICK パター【オデッセイ】

オデッセイの「Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD BROOMSTICK パター」は、フルオートマチックなストロークを実現できる長尺パターです。パターの両端が重い重量配分にトゥアップバランスが加わることで、ヘッドが回転しづらく、ターゲットラインから外れない特性となっています。

また、シャフトがターゲット方向に傾いて装着されており、自然にハンドファーストなアドレスが可能です。低く長いストロークをしやすくなり、パッティングの安定性が向上するでしょう。

さらに、AI設計のインサートが装着されており、オフセンターヒット時でもボールスピードの低減が最小限となる点も特徴です。

モデル名Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD BROOMSTICK パター
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2025年3月
ロフト角(度)4.3
長さ(インチ)45.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)

Spider ZT LONG【テーラーメイド】

テーラーメイドの「Spider ZT LONG」は、ゼロトルク設計が特徴の長尺パターです。トルク(ストローク時のクラブのねじれ)を低減しており、ターゲット方向に対してスクエアなインパクトを迎えやすくなっています。

また、素材の組み合わせや重心位置の最適化により、慣性モーメントの向上に成功しています。オフセンターヒット時でもヘッドがブレず、安定したストロークが可能です。

さらに、新たに再設計されたアライメントは、ボールと同じ幅で精密にミルド加工された細いラインを搭載。サーリンとアルミニウムの複合素材から成る「ピュアロールインサート」は、ソフトな打音や打感を生み出しています。

モデル名Spider ZT LONG
メーカーTaylorMade(テーラーメイド)
発売日2025年7月
ロフト角(度)2.5
長さ(インチ)46.0
ライ角(度)79.0
ヘッド重量(g)470

グランスポーツアームロック 3D Printed Putter【コブラ】

コブラの「グランスポーツアームロック 3D Printed Putter」は、41.0インチ設計のアームロックパターです。

特許取得済みのテクノロジー「Descending Loft Technology(DLT)」を搭載しており、フェース上部からロフト角を1度ずつ4段階に小さく設計しています。打点が上下にブレてもセンターに当たったように一貫性のある転がりを実現します。

また、ソールには着脱可能なウェイトを装着しており、慣性モーメントの向上を実現。ウェイトの重量はオプションにより5~25gで調整可能です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

長尺というよりは、アームロックスタイルでパッティングに臨みたい方におすすめです!

モデル名グランスポーツアームロック 3D Printed Putter
メーカーcobra(コブラ)
発売日2024年4月
ロフト角(度)5.0/6.0/7.0/8.0
Descending Loft Technology(DLT)搭載
長さ(インチ)4.0
ライ角(度)76.0
ヘッド重量(g)365

マスターモデル MF-02【リンクス】

リンクスの「マスターモデル MF-02」は、プロの要望を満たしたツノ型の長尺パターです。

シャフトの剛性を高めた重いシャフトを採用し、暴れず、ねじれないテイクバックが可能です。ヘッドを毎回同じ場所に通しやすくなり、再現性の高いストロークを実現できます。

打感は柔らかさの中に芯のある感触で、長尺でもダイレクトに手で感じることができます。また、操作性のあるマレット型のボディパーツも用意されており、付属のレンチで付け替えることが可能です。

モデル名マスターモデル MF-02
メーカーLynx(リンクス)
発売日2025年2月
ロフト角(度)6.0
長さ(インチ)46.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)822
※クラブ総重量

TARGET HUNTER 長尺パター【オリマー】

オリマーの「TARGET HUNTER 長尺パター」は、46.0インチ・47.0インチ・48.0インチから選択できるセンターシャフトの長尺パターです。

ヘッド重量が約450gと重く、センターシャフトと相まって高い安定性を発揮します。また、3本のアライメントはターゲットラインに定めやすく、CNCミーリング加工によって柔らかいタッチを打ち出せます。

さらに、2025年10月現在、1万円台中盤の価格で購入できる点も魅力です。長尺パターの採用を迷っている方でも、比較的気軽に購入しやすいでしょう。

モデル名TARGET HUNTER 長尺パター
メーカーORLIMAR(オリマー)
発売日
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)45.0
46.0
47.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)約450

F-01 ユニワン 長尺パター【ワールドイーグル】

ワールドイーグルの「F-01 ユニワン 長尺パター」は、ヘッド重量が約455gと重く、ワイドな設計の長尺パターです。

余計なウェイトを削ぎ落とし、ヘッドの中央と後方に再配置しています。ミスショットに強く、安定したストロークを実現できます。

また、長さは45.0~47.0インチの計5種類から、ヘッドカラーはホワイト・ブラック・シルバーから選択可能です。さらに、全10種類のプレートデザインが用意されており、名前を刻印できる点も魅力です。

モデル名F-01 ユニワン 長尺パター
メーカーWORLD EAGLE(ワールドイーグル)
発売日
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)45.0
45.5
46.0
46.5
47.0
ライ角(度)
ヘッド重量(g)約455

KG-06 長尺パター【ケンジアニーニ】

ケンジアニーニの「KG-06 長尺パター」は、2ボール型・センターシャフト設計の長尺パターです。

2ボール設計によりストロークの軌道をイメージしやすく、センターシャフトはフェースの開閉を抑えて安定したストロークに寄与します。長さは45.0インチと48.0インチから選択可能です。

ケンジアニーニからは、マレットタイプやツノ型の長尺パターも発売されているため、好みやストロークに合わせて選択しましょう。

モデル名KG-06 長尺パター
メーカーKen Giannini(ケンジアニーニ)
発売日
ロフト角(度)3.5
長さ(インチ)45.0
48.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)約451

ANTIDOTE SB2 Long【ベティナルディ】

ANTIDOTE SB2 Long」は、ベティナルディから発売されているカスタムモデルの長尺パターです。

303SSと6061アルミナムの3ピースの構成により、優れた打感と高い慣性モーメントを実現しました。ヘッド重量は500gと重く、長尺ならではのオートマチックかつストレートなストロークを可能にします。

長さは標準が45.0インチですが、40.0~46.0インチまでカスタムが可能です。

モデル名ANTIDOTE SB2 Long
メーカーBETTINARDI(ベティナルディ)
発売日2025年
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)40.0~46.0(カスタム)
ライ角(度)79.0
ヘッド重量(g)500

長尺 MEZZ.1 MAX【ラブゴルフ】

長尺 MEZZ.1 MAX」は、ラブゴルフから発売されているカスタムモデルの長尺パターです。

ヘッドウェイトは標準で約500gと非常に重く、ゼロトルク設計により高い安定性を発揮します。また、インパクト時のフィードバックはスチールヘッドに近く、アルミ製のボディによってオフセンターヒット時の影響が限りなく小さくなっています。

今回紹介しているほかのモデルと比べて若干高めではありますが、カスタムモデルで自分に最適なこだわりの1本を購入したい方におすすめです。

モデル名長尺 MEZZ.1 MAX
メーカーL.A.B. Golf(ラブゴルフ)
発売日2024年
ロフト角(度)3.0(実効ロフト)
長さ(インチ)40.0~48.0(カスタム)
ライ角(度)77.0
78.0
79.5
ヘッド重量(g)500

BLACK BROOMSTICK SBC20【シーモア】

シーモアの「BLACK BROOMSTICK SBC20」は、長さを38.0~52.0インチで0.5インチずつ調整できるカスタムモデルの長尺パターです。

100%ミルド航空機用アルミニウムで制作されており、ミルドステンレススチールのフェースインサートも備わっています。

標準のヘッドウェイトは464gですが、別売りのウェイトキットと組み合わせることで柔軟に調整することが可能です。

モデル名BLACK BROOMSTICK SBC20
メーカーSeeMore(シーモア)
発売日
ロフト角(度)1.0
長さ(インチ)38.0~52.0(カスタム)
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)464

【中古モデル】長尺パターおすすめ5選

長尺パターの中古商品でおすすめのモデルは、以下の5つです。

  • 2-ball ten BROOMSTICK【オデッセイ】
  • AI-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK【オデッセイ】
  • ブルームスティック 2-BALL パター【オデッセイ】
  • MANTA GHOST Long【テーラーメイド】
  • Nome 500 パター【ピン】

ここでは、各モデルの特徴を詳しく解説します。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

長尺パターの中古モデルは市場への流通数が決して多くないため、実際に中古ショップに足を運び、一期一会に期待するのもおすすめです!

2-ball ten BROOMSTICK【オデッセイ】

↑リンクは41インチのモデルです

2-ball ten BROOMSTICK」は、オデッセイから2021年に発売された長尺パターです。

TENシリーズの形状と2ボールの白いディスクが融合しており、ターゲットに対してスクエアにセット・ストロークしやすくなっています。フェース面には爪状のヒンジが浮き出ており、インパクト後にボールに順回転を与えます。

低重心タイプかつフルシャフトオフセット設計により、打点が低めでボールを真ん中または右足寄りに置く方に適しています。

モデル名2-ball ten BROOMSTICK
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2021年5月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)45.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)約450

AI-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK【オデッセイ】

オデッセイの「AI-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK」は、2024年4月に発売された比較的新しい長尺パターです。

芯を外してもボールスピードをロスしづらいAI設計のインサートが採用されており、通常の#7よりも大型で重いヘッド設計となっています。

また、フェースから見るとやや後方にシャフトが装着されているオンセットの多いセンターシャフト設計となっております。ヘッドの後ろ側から押し出すような状態となり、インパクトで緩んだり、打ち切れないというミスを軽減することが可能です。

モデル名AI-ONE CRUISER #7 CS BROOMSTICK
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2024年4月
ロフト角(度)4.0
長さ(インチ)45.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)

ブルームスティック 2-BALL パター【オデッセイ】

ブルームスティック 2-BALL パター」は、2019年5月に発売されたオデッセイの長尺パターです。

マイクロヒンジによるボールの転がりの良さと、ホワイト・ホットのソフトかつソリッドな打感・打音を発揮します。2ボールタイプであるため、ターゲット方向に対してスクエアにアドレスを取りやすい点もポイントです。

低重心かつハーフシャフトオフセット設計であり、打点が低く、ボールを左足寄りから真ん中にセットする方に適しています。

モデル名ブルームスティック 2-BALL パター
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2019年5月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)45.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)

MANTA GHOST Long【テーラーメイド】

↑リンクは35インチのモデルです

MANTA GHOST Long」は、2012年にテーラーメイドから発売された長尺パターです。

50gのタングステンウェイトがヘッド外部に搭載されており、高慣性モーメントを持つ設計となっています。

また、フェース面に施された溝がインパクト時にボールを掴むように機能する設計が無駄なバックスピンやスリップを抑制。インパクト直後に順回転を生み出し、イメージ通りの転がりを実現します。

モデル名MANTA GHOST Long
メーカーTaylorMade(テーラーメイド)
発売日2012年2月
ロフト角(度)2.5
長さ(インチ)46.0
ライ角(度)78.0
ヘッド重量(g)

Nome 500 パター【ピン】

Nome 500 パター(リンクはGDO)」は、ピンから2013年に発売された長尺パターです。

軽量アルミ合金とタングステンウェイトの組み合わせにより、慣性モーメントの向上を実現。ミスショット時にも安定した転がり性能を発揮します。

また、インサートが入っていないモデルでありながら、柔らかい打感・打音を感じられます。

モデル名Nome 500 パター
メーカーPING(ピン)
発売日2013年3月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)46.0
ライ角(度)80.0
ヘッド重量(g)500

長尺パターの打ち方

長尺パターの打ち方は、一般的なパターとは異なります。

上体を倒しすぎないまま左手でグリップエンド側を握り、右手はシャフトの中心に近い部分に添えます。そのまま右手でリードしながらテークバックを取ってストロークを行うのが基本的な打ち方になります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

左手を軽くターゲット方向に倒す意識の方もいるようです!

基本的なセットアップからストロークまでの流れは、以下のとおりです。

  1. 肩幅程度にスタンスを取り、ボールは両足の中央から少し前方気味に置く
  2. 左手はグリップエンド側(胸の前付近)を握り、右手は下部(シャフト中心に近い部分)を持つ(添えるイメージ)
  3. 前傾を取りすぎず、直立気味の状態でアドレスを取る(目線はボールの真上またはやや内側)
  4. 右手を後方に引き、振り子のようにストロークを行う

この際、振り子のテンポを常に一定に保つことが大切です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

頭の中で「イチ・ニイ・サン」などとリズムを取るのがおすすめです!

距離感は基本的に振り幅で調節し、グリップは強く握りすぎないことを意識しましょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

長尺パターの打ち方はいくつかの流派に分かれているため、自分に合ったストローク方法を探してみましょう!

長尺パターの選び方

長尺パターを選ぶ際は、特に以下の5つのポイントに着目しましょう。

  1. シャフトの長さ
  2. ヘッド形状
  3. ヘッド重量
  4. ネック形状
  5. グリップ

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.シャフトの長さ

長尺パターは43~50インチ程度のモデルが一般的です。最適なシャフトの長さは身長や腕の長さ、理想のストロークの軌道などによって異なります。

まず身長に着目すると、以下の長さが目安となります。

  • 170cm未満:43~46インチ程度
  • 170~180cm:45~48インチ程度
  • 180cm以上:47~50インチ程度

また、シャフトが短いとアップライトになり、ボールが身体に近づきやすくなります。一方、シャフトが長いとフラットになり、アドレス時に体とボールが離れやすくなります。

ストロークしやすいアドレス時のシャフトの角度や前傾の深さなどを踏まえて選択しましょう。

2.ヘッド形状

パターの代表的なヘッド形状には、以下のようなものがあります。

  • ピン型(ブレード型)
  • マレット型
  • ネオマレット型

特に、長尺パターはマレット型やネオマレット型のモデルが多いです。ピン型と比べてヘッドが大きい分ミスヒットに強く、「まっすぐ引いてまっすぐ打つ」というストロークもしやすくなります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

長尺パターのヘッド形状で迷ったら、まずはマレット型orネオマレット型から検討するのがおすすめです!

一方、アーク型のストロークを目指している方は、ヘッドを開閉しやすいピン型も視野に入れましょう。

3.ヘッド重量

長尺パターのヘッド重量は、350~450g程度のモデルが一般的です。通常のパターよりも若干重めに作られている傾向があります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

なかには、500g近いヘッド重量のモデルもあります!

一般的に、ヘッド重量が重いほど、振り子のようにオートマチックなストロークをしやすい傾向があります。一方、繊細なタッチを出すのが難しくなる点に注意が必要です。

反対に、ヘッド重量が軽いモデルはタッチや個々の感覚を活かしやすい傾向があります。ただし、「とにかくオートマチックにクラブ任せで打ちたい」と考える方には向かないかもしれません。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

また、ヘッド重量が同じでも、クラブのバランスによって重さの感じ方が変わります!

4.ネック形状

パターのネック形状は多岐にわたります。代表的なネック形状は、以下のとおりです。

  • クランクネック(カギ型ネック):ヘッドから伸びたネックがクランク型(カギ型)に曲がっている形状
    →最も一般的なネック形状です。スクエアに構えやすく、アーク状のストロークに適しています。
  • ベントネック:ネックがほとんどなく、シャフトが緩やかに曲がっている形状
    →シャフトがヘッド中央寄りに緩やかに曲がって装着されており、フェースの開閉を抑えやすい形状です。ストレートタイプのストロークに適しています。
  • ショートスラントネック:短いネックがヒール側から斜めに突き出た形状
    →ヒール寄りから斜めに突き出た短いネックで、フェースローテーションをしやすく、アークを描くストロークに向いています。
  • センターシャフト:シャフトが一直線にヘッドに装着されている形状
    →グースがない分引っ掛けにくく、フェースの開閉も抑えやすいネック形状です。

パターのミスの傾向や理想のストロークに合わせて選択しましょう。

5.グリップ

多くの長尺パターでは、一般的なパターと比べて非常に太めのグリップが採用されています。手首の余計な動きを防止でき、長尺パターのストロークとの相性に優れています。

ただし、手首の動きを抑えられる一方で、操作性や繊細なタッチは難しい傾向があります。実際に握ってみるのが理想ですが、難しい場合は購入後に市販のグリップとの交換も検討しましょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

安定性が第一の方は、最初は太いグリップに慣れなくても、とりあえず使い続けてみるのがおすすめです!

長尺パターの5つのメリット

長尺パターの採用によって、以下のようなメリットを得られます。

  1. ストロークが安定しやすい
  2. 距離感をつかみやすい
  3. ミスに強いモデルが多い
  4. イップス改善の効果が期待できる
  5. 腰への負担が少ない

ここでは、各メリットを詳しく解説します。

1.ストロークが安定しやすい

長尺パターは、以下のような理由からストロークが安定しやすい傾向があります。

  • 「まっすぐ引いてまっすぐ打つ」ストロークがしやすい
  • 軸がブレにくい
  • クラブが長く、打ち急ぎを防止できる
  • 入射角が浅く、転がりが安定しやすい

引っ掛けやプッシュアウトといったミスが出てしまったり、距離感にバラツキが出てしまう方でも、長尺パターなら改善する可能性があります。

2.距離感をつかみやすい

距離感を掴みやすい点も長尺パターの大きなメリットです。

クラブに任せてオートマチックにストロークできる長尺パターは、基本的に振り幅をしっかりと決めれば距離感が安定します。「この振り幅なら〇メートル転がる」といった形で距離感を決めたい方にもピッタリです。

また、前傾が浅く、視線が高くなることで、カップまでの距離をつかみやすいという特徴もあります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

ただし、通常のパターとは打ち方が全く異なり、距離感を一から作らないといけない点に注意が必要です!

3.ミスに強いモデルが多い

長尺パターはヘッドが大きく、高重量なモデルが多いです。このようなヘッドは慣性モーメント(MOI)が高い傾向があり、ミスヒットしても安定して転がってくれます。

多少芯を外しても安定した転がりや方向性を実現しやすいため、「パッティングの安定性が低い」と悩む方にも適しているでしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

ただし、各モデルのヘッドによってミスへの寛容性は異なるため、事前に確認してみましょう!

4.イップス改善の効果が期待できる

通常のパターがイップス気味の場合、長尺パターの採用によって改善が期待できます。

パターがイップスの方でよくある症状が「ストローク時に手がピクッと震える」です。クラブが長く、シャフトを立てたままストロークする長尺パターであれば、イップスの症状が出てもボールへの影響は最小限に抑えられます。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

通常のパターとは打ち方が全く異なるため、パッティングへの臨み方もガラッと変わり、イップスが出にくくなる可能性もあります!

実際、イップス気味のプロゴルファーが長尺パターの採用で復活したという例もあるため、検討の余地は十分にあるでしょう。

5.腰への負担が少ない

長尺パターのアドレスは前傾が浅く、腰への負担が軽減されやすいといわれています。腰痛に悩むゴルファーは、長尺パターの採用によって快適にゴルフを楽しめるようになるかもしれません。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

腰痛でパッティングがつらい方は、検討の余地がありそうです!

長尺パターの5つのデメリット

さまざまなメリットがある長尺パターですが、以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  1. 距離感の調整に時間がかかる
  2. 操作性が低い
  3. アンカリング規制に注意が必要
  4. 収納しづらい
  5. モデル数が少ない

ここでは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

1.距離感の調整に時間がかかる

距離感を作りやすいことが長尺パターのメリットのひとつですが、調整には時間がかかる可能性があります。

通常のパターと長尺パターは、クラブの長さも重さも異なります。特に、遠心力が大きいことから、想像よりもボールが転がってしまう可能性がある点に留意しましょう。

また、完全な振り子ではなく、右手と左手を使って打つことから、力みが出ると距離感にバラツキが出てしまうケースもあります。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

長尺パターに切り替えたら、ラウンド前にしっかりと練習することが大切です!

2.操作性が低い

長尺パターはヘッドと手元の距離が長く、大型かつ高重量のヘッドが多いため、操作性が低い傾向があります。

一般的なパターと比べて繊細なタッチが難しく、ショートパットや傾斜地への対応に苦戦する方もいます。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

パッティングは操作性や指先の感覚を重視したいといった方は、調整に苦戦するかもしれません!

3.アンカリング規制に注意が必要

先ほども説明したとおり、長尺パター自体はルール上問題なくても、アンカリングをしてしまうとルール違反になるため注意が必要です。具体的には、アンカリングしてボールを打ってしまうと2打罰が課されます。

事前にアンカリングしない打ち方をしっかりと確認・練習してラウンドに臨みましょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

仲間内のラウンドでも、事前に確認しておいたほうが無難です!

4.収納しづらい

長尺パターは一般的なパターよりも10インチ25cm以上長くなることがあり、収納しづらい可能性があります。

  • キャディバッグのカバーが閉まらない
  • 長尺パターを入れたままキャディバッグを車に入れられない
  • カートのパターケースから大幅に飛び出てしまう

日々のゴルフのなかで、「不便」と感じてしまう可能性があるタイミングがある点に留意しましょう。

5. モデル数が少ない

一般的なパターと比較して、長尺パターはモデル数が非常に少ないです。長尺パターを正規ラインとして展開していないメーカーも多いです。

また、2016年のアンカリング規制で新規モデルの提供が減った影響で、中古市場での流通も限定的です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

特定の中古モデルを狙って中古ショップで出会える確率は低いかもしれません・・・

現実的に考えると、ここ数年に発売された最新モデルか、中古ショップで偶然出会える長尺パターが有力な選択肢となるでしょう。

長尺パターが合う人・合わない人の特徴

長尺パターは一般的なパターとは特性が大きく異なるため、向き・不向きが存在します。

ここでは、長尺パターが合う人の特徴と合わない人の特徴を解説します。

長尺パターが合う人の特徴

長尺パターは以下のような方に向いている傾向があります。

  • パターのストロークがブレやすい
  • クラブに任せてオートマチックに打ちたい
  • 振り幅でシンプルに距離感を合わせたい
  • パッティングがイップス気味
  • 腰への負担を抑えてゴルフを楽しみたい

長尺パターが合わない人の特徴

一方、以下のような方は長尺パターが合わない可能性があります。

  • 操作性や指先の感覚を重視してパッティングしたい
  • 強めのタッチで距離感を合わせたい
  • 幅広い選択肢からパターを選びたい

まとめ│長尺パターでパッティングの安定化を実現!

アンカリングが規制されている現在でも、長尺パターはメリットが大きいクラブです。ストロークの安定化が期待でき、振り幅でオートマチックに距離感を合わせやすいため、通常のパターが苦手な方にとって有力な選択肢となるでしょう。

一般的なパターと比べて、長尺パターのモデル数は決して多くありませんが、それでも選択肢は幅広く存在します。各モデルのヘッドの特性やメリット・デメリットを考慮したうえで、「長尺パターを使うべきか」や「自分に最適なモデルはどれか」を判断してみてはいかがでしょうか。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

パターはスコアに直結する要素です!

長尺パターでパッティングが安定すれば、バーディーやパーが増えてスコアアップを実現できるため、ぜひ参考にしてください!

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

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