ゼロトルクパター(トルクレスパター)おすすめ15選│メリット・デメリットや打ち方も解説【中古モデルあり】

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※最初からおすすめのゼロトルクパターをチェックしたい方は「こちら」からジャンプできます!

「ゼロトルクパターにはどのようなモデルがある?」
「ゼロトルクパターのメリット・デメリットを知りたい」

このように考える方に向けて、本記事ではゼロトルクパター(トルクレスパター)おすすめ15選やメリット・デメリット、打ち方などを解説します。

ストローク中のヘッドの開閉(トルク)を最小限に抑えられるゼロトルクパターには、方向性が大きく安定する効果が期待できます。特に、ショートパットの精度を高めたい方や、パターに任せてオートマチックに打ちたい方、ストレートなストロークを目指したい方には有力な選択肢でしょう。

しかし、イン・トゥ・インでストロークする方には振りにくさを感じるなどの注意点もあります。また、近年流行ってきている種類であるため、中古モデルではなかなか見つけるのが困難です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

この記事で紹介する中古モデルは、現在と同じ仕組みのゼロトルクではなく、「ゼロトルク思想」のようなモデルが中心です!

自分にはゼロトルクパターが向いているかどうか」や「自分に合ったゼロトルクパターはどれか」が理解できるため、ぜひご覧ください。

ゼロトルクパター(トルクレスパター)とは?

ゼロトルクパター(トルクレスパター)とは、文字通りヘッドの「トルク」を極限まで減らしたパターを指します。

トルクとは
→ストローク中に発生するフェースの開閉(ねじれ)のことです。

一般的なパターと比べてストローク中のフェースの開閉を抑えられ、ターゲット方向に向けてまっすぐにインパクトしやすくなります。特に、ショートパットの方向性やストレートなストロークを追求したいゴルファーは必見です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

パターがイップス気味だったプロゴルファーが採用し、復活を遂げたという例もあります!

トルクを減らす仕組みはさまざまですが、現在はシャフトをヘッドの重心線上に配置してゼロトルクを実現しているモデルが多いです。ほかにも、トゥ側とヒール側の重量設計や重心位置でゼロトルクを追求しているケースもあります。

ゼロトルクパターが注目を浴びてきたのは、2024~2025年頃と非常に最近です。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

以前もゼロトルク思想のパターは現れましたが、劇的に流行ることはありませんでした!

そのため、中古市場にはゼロトルクパターの流通が多くないのが現状です。コストを抑えてゼロトルクパターを購入したい方は、完全なゼロトルクではなく「ゼロトルク思想」のモデルを狙うのが良いでしょう。

ゼロトルクパター(トルクレスパター)おすすめ10選

おすすめのゼロトルクパターは、以下の10モデルです。

  • Spider ZT STANDARD【テーラーメイド】
  • Hellcat ZT パター【PXG】
  • Bat Attack Zero Torque パター【PXG】
  • Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD パター【オデッセイ】
  • Ai-ONE Square 2 Square #7パター【オデッセイ】
  • ANTIDOTE SB1【ベティナルディ】
  • Z1 Blk High MOI Mallet【イーブンロール】
  • OZ.1i HS【ラブゴルフ】
  • FIGHTER Ai ZERO【バーク】
  • PARADOX Blade Zero Torque Putter Stability Tour【BGT】

ここでは、それぞれの特徴を解説します。

※公式価格は2025年10月時点のものです

Spider ZT STANDARD【テーラーメイド】

Spider ZT STANDARD」は、テーラーメイドの人気シリーズ「スパイダー」のゼロトルク設計モデルです。重心位置から一直線になるよう、1度の角度でシャフトが挿入されています。

また、重心位置や重量配分の最適化、素材の組み合わせによって慣性モーメントの向上に成功しています。フェース上部にはゴルフボールと同じ幅のラインが施されており、ターゲット方向に向けてアドレスが取りやすくなっている点もポイントです。

「Spider ZT」シリーズは、STANDARDを含む以下の3モデルが展開されています。

  • Spider ZT STANDARD:長さ33 / 34インチモデル
  • Spider ZT COUNTER BALANCE:長さ36 / 38インチモデル
  • Spider ZT LONG:長さ46インチモデル
モデル名Spider ZT STANDARD
メーカーTaylorMade(テーラーメイド)
発売日2025年7月
ロフト角(度)2.5
長さ(インチ)33.0
34.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)370
公式価格(税込)66,000円

Hellcat ZT パター【PXG】

PXGの「Hellcat ZT パター」は、伝統的なブレード形状が採用されたゼロトルクパターです。

ロフト角は4.0度ですが、1.0度のハンドファースト構造によって実質3.0度のようにパッティングが可能です。また、ボールの転がり特性を高める独自のピラミッドフェース構造が採用されており、安定したパッティングを実現できます。

シャフトやグリップのカスタムにも対応しており、個々のストロークに適した組み合わせで導入できる点も魅力です。

モデル名Hellcat ZT パター
メーカーPXG
発売日2025年7月
ロフト角(度)4.0(実効ロフト角:3.0)
長さ(インチ)33.0
33.5
34.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)370
公式価格(税込)44,000円

Bat Attack Zero Torque パター【PXG】

Bat Attack Zero Torque パター」は、PXGから発売されているツノ型形状のゼロトルクパターです。

中空ボディ設計となっており、独自の軽量ポリマーを注入することで優れた打感・打音を実現しています。また、周辺に多くの質量を配置し、寛容性の向上に成功している点もポイントです。

さらに、フェースミーリングはボールのディンプルと相互に作用して、一貫性のある順回転を実現します。ヘッドのウェイトとバランスはオプションによって微調整が可能です。

モデル名Bat Attack Zero Torque パター
メーカーPXG
発売日2025年5月5日
ロフト角(度)5.0(実効ロフト角:3.0)
長さ(インチ)33.0
33.5
34.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)標準:365
※350-385の可変式
公式価格(税込)81,400円

Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD パター【オデッセイ】

Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRDパター」は、2024年12月にオデッセイから発売されたモデルです。公式でゼロトルクとは明言されていませんが、トルクを低減し、フルオートマチックな性能を備えていると説明されています。

スペックや設計もゼロトルクパターに近いものとなっており、ヘッドがねじれず、ハンドファーストで低く長いストロークを実現できる性能となっています。AI設計のインサートにより、ミスヒット時のボールスピードの低減を抑えられる点もポイントです。

さらに、すべてスチールで作られた「STROKE LAB 90シャフト」は、ストローク中の無駄な動きを抑制し、パター全体の慣性モーメントを高めます。長さは33.0インチと34.0インチから選択可能です。

モデル名Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD パター
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2024年12月
ロフト角(度)6.3
長さ(インチ)33.0
34.0
ライ角(度)72.0
ヘッド重量(g)
公式価格(税込)44,550円~

Ai-ONE Square 2 Square #7パター【オデッセイ】

オデッセイの「Ai-ONE Square 2 Square #7パター」は、先述した「Ai-ONE Square 2 Square JAILBIRD パター」と同シリーズのモデルです。

ヘッドがツノ型形状になっており、ロフトが大きめの6.3度となっています。シャフトがターゲット方向に3.3度倒れており、ハンドファーストで低く長いストロークを実現します。

Ai-ONE Square 2 Squareシリーズは、JAILBIRDと#7を含む計5モデルが展開されているため、ストロークや好みに合うヘッド形状を探してみましょう。

モデル名Ai-ONE Square 2 Square #7パター
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2024年12月
ロフト角(度)6.3
長さ(インチ)33.0
34.0
ライ角(度)72.0
ヘッド重量(g)
公式価格(税込)44,550円~

ANTIDOTE SB1【ベティナルディ】

ベティナルディの「ANTIDOTE SB1」は、プロゴルファーM.クーチャー選手のフィードバックから開発がスタートしたモデルです。

ゼロトルクのパフォーマンスに加え、優れた打感やブレードタイプの美しいデザインを感じられます。

ANTIDOTEシリーズでは、ヘッドが大きい「SB2」も展開されており、それぞれカウンターバランスモデルも選択できます。

モデル名ANTIDOTE SB1
メーカーBETTINARDI(ベティナルディ)
発売日2025年
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)34.0
※カスタム:32.0~36.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)360
公式価格(税込)

Z1 Blk High MOI Mallet【イーブンロール】

イーブンロールの「Z1 Blk High MOI Mallet」は、ゼロトルクを実現する「フェイスフォワードテクノロジー」を搭載しているパターです。

カリフォルニア州のカールスバッドにてCNC削り出しで製造されています。長さやライ角、ヘッド重量などのカスタムオーダーにも対応しており、自分好みのパターを入手可能です。

ヘッドはブラック・ブルー・レッドの3色が展開されており、デザインを重視したい方にもおすすめです。

モデル名Z1 Blk High MOI Mallet
メーカーEVNROLL(イーブンロール)
発売日2025年
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)35.0
34.0
33.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)35.0インチ:365
34.0インチ:380
33.0インチ:395
公式価格(税込)82,500円

OZ.1i HS【ラブゴルフ】

ラブゴルフから発売されている「OZ.1i HS」は、トッププロであるアダム・スコット選手が監修・実践投入したパターです。

ゼロトルクを実現しながらも、シャフトはヒール寄りに配置されており、より伝統的な外観を備えています。センターシャフトに違和感を覚える方でも使いやすいゼロトルクパターといえます。

また、ストックモデルだけでなくカスタムモデルも提供されており、ヘッドの色やシャフト、ライ角、シャフトの傾き、アライメントマークなど、多岐にわたるカスタマイズが可能です。自分好みのこだわりの1本を導入したい方にもピッタリでしょう。

モデル名OZ.1i HS
メーカーL.A.B. Golf(ラブゴルフ)
発売日2025年9月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)33.0
34.0
35.0
ライ角(度)69.0
重量(g)約540
※シャフト34インチ / ライ角69度の場合
公式価格(税込)121,000円~

FIGHTER Ai ZERO【バーク】

バークから発売されている「FIGHTER Ai ZERO」は、小型のマレットダブルフォーク型のゼロトルクパターです。ブレード型よりも高い寛容性を持ちつつ、大型マレットよりも軽量に使いこなせます。

また、独自のターゲットロックアライメントシステムを施している点も特徴です。白色のアライメントにより、ターゲット方向に対して正確にセット・ストロークできます。

さらに、独自のツアーフィットフェース構造によって、ボールの転がりが大幅に向上しました。不要なサイドスピンや横滑りが軽減され、パッティングの安定性や精度の向上を実現します。

モデル名FIGHTER Ai ZERO
メーカーBURKE(バーク)
発売日2025年9月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)33.0
34.0
35.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)360
公式価格(税込)80,500円~

PARADOX Blade Zero Torque Putter Stability Tour【BGT】

BGTの「PARADOX Blade Zero Torque Putter Stability Tour」は、ローヒール・ハイトゥデザインの独特な形状が採用されたゼロトルクパターです。

パターが自然に回転する軸と、ゴルファーのストロークの軸が一致するように設計されています。結果的にフェースをスクエアに保つことができ、しっかりとボールにインパクトすることが可能です。多くのモデルで採用される「ヘッドを安定させてミスに強くする」ではなく、「自然にスイングすれば芯で打てる設計」というアプローチとなっています。

同シリーズはブレード型だけでなく、マレット型(ツノ型)のモデルも展開されています。

モデル名PARADOX Blade Zero Torque Putter Stability Tour
メーカーBGT
発売日2025年
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)33.0
34.0
35.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)約355
公式価格(税込)

ゼロトルクパター(トルクレスパター)おすすめ5選【中古モデル】

中古で購入できるおすすめのゼロトルクパターは、以下の5モデルです。

  • THE BRICK パター【イーデル】
  • トウ・アップ アイ #1【オデッセイ】
  • バック・ストライク 2・Ball【オデッセイ】
  • Rose マレットパター【アクシスワン】
  • Tour-HM パター【アクシスワン】

先ほど解説したとおり、ゼロトルクパターが注目を浴びたのは最近のことであり、中古市場への流通は未だ少ないのが現状です。

ここでは、ゼロトルクパターに加えて、現在主流の仕組みとは異なる「ゼロトルク思想」のモデルも紹介します。

なお、この記事で紹介している参考価格は、2025年10月時点でゴルフパートナーのオンラインショップ(Cランク以上)で取り扱われている商品を参考にしています。

THE BRICK パター【イーデル】

イーデルゴルフの「THE BRICK パター」は、トルクバランステクノロジーによってトルクバランスを実現したモデルです。フェースインサートがなく、フェース面が前に出ている点が特徴であり、PGAプロによる採用実績もあります。

また、レンガのような直方体のヘッド形状が採用されており、スムーズにターゲットに対してスクエアなアドレスを取れます。

さらに、ソールに入れられたスリットによって心地良い高音系の打音を実現。インナーウェイトとカウンターウェイトの装着によって、手元で重さを感じられ、安定したストロークが可能となります。

モデル名THE BRICK パター
メーカーEdel(イーデル)
発売日2016年6月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)33.0
34.0
ライ角(度)70.0
ヘッド重量(g)約335
参考価格(税込)15,307円~

トウ・アップ アイ #1【オデッセイ】

オデッセイの「トウ・アップ アイ #1」は、重心位置とシャフト軸が合致し、ストローク時のシャフトのねじれを抑制することに成功したパターです。

フェース面に浮き出た爪状のヒンジ部分が従来よりも早く、順回転を生み出し、方向性や安定感の向上を実現できます。また、白と赤の3本のアライメントが搭載されており、ターゲットに対して正確なセットアップが可能です。

トウ・アップ アイシリーズは、マレット型の「トウ・アップ アイ #5」と2ボール型の「トウ・アップ アイ 2 ボール ブレード」も展開されています。

モデル名トウ・アップ アイ #1
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2018年1月
ロフト角(度)3.0
長さ(インチ)33.0
34.0
ライ角(度)71.0
ヘッド重量(g)
参考価格(税込)10,827円~

バック・ストライク 2・Ball【オデッセイ】

オデッセイの「バック・ストライク 2・Ball」は、ヘッドの後方からフェース方面に斜めに装着されたシャフト形状が特徴のモデルです。ヘッドを水平に置くとトゥが上を向くようなゼロトルクならではの設計となっています。

このストロークバランス設計により、ハンドファーストで構えられ、フォロースルーで低く長い安定したストロークが可能となります。

バックストライクシリーズは、2ボールを含めて計5種類のヘッド形状が展開されています。2010年発売と古めのモデルであり、市場の中古モデルも多くはないため、複数のヘッド形状を検討しても良いでしょう。

モデル名バック・ストライク 2・Ball
メーカーODYSSEY(オデッセイ)
発売日2010年
ロフト角(度)5.0
長さ(インチ)32.0
33.0
34.0
35.0
ライ角(度)69.0
ヘッド重量(g)約360
参考価格(税込)15,106円~

Rose マレットパター【アクシスワン】

アクシスワンの「Rose マレットパター」は、全米オープンを制覇した経験のあるジャスティン・ローズ選手による使用実績があるトルクフリーのパターです。

一般的なパターとはシャフトのくねりが異なり、シャフトの直線を延長するとスイートスポットと交わるように設計されています。ブレが最小限となり、体に対して垂直に正しい振り子の軌道を描けます。

また、特許取得済みの「ヒールカウンターウェイト」によりボールが順回転で滑り出し、プッシュアップを防止します。

モデル名Rose マレットパター
メーカーAXiS1(アクシスワン)
発売日2019年
ロフト角(度)2.5
長さ(インチ)33.0
34.0
35.0
ライ角(度)69.0
ヘッド重量(g)
参考価格(税込)23,169円~

Tour-HM パター【アクシスワン】

アクシスワンの「Tour-HM パター」は、先ほど紹介したRose マレットパターと同シリーズのモデルです。

工学デザイナーの「ルイス・ペドラザ氏」がパターの基礎構造の問題に着目し、多くのパターに組み込まれた「自動的に開く設計」を根底から覆しました。

一般的なパターとはくねりが異なるシャフトや、特許取得済みの「ヒールカウンターウェイト」など、Rose マレットパターと共通する技術が採用されています。

モデル名Tour-HM パター
メーカーAXiS1(アクシスワン)
発売日2020年
ロフト角(度)2.5
長さ(インチ)33.0
34.0
35.0
ライ角(度)69.0
重量(g)540
※クラブ重量
公式価格(税込)22,946円~

ゼロトルクパター(トルクレスパター)を採用するメリット・向いている人

ゼロトルクパターを採用する最大のメリットは、「パッティングの方向性が向上すること」です。ゼロトルクパターはストローク中にヘッドが開閉しづらく、フェースの向きをターゲット方向に向けたままインパクトを迎えられます。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

特に、ショートパットで効果を実感する方が多いようです!

また、シャフトをヘッドの重心線上に配置していることから、ハンドファーストのアドレスになりやすく、インパクトゾーンが長くなりやすい点もメリットです。順回転がかかって転がりが安定し、ストローク全体がシンプルになる効果も期待できます。

このような理由から、以下のような方はゼロトルクパターが向いている可能性が高いです。

  • パッティングの方向性が課題
  • ハンドファーストのグリップに違和感がない
  • ストレートなストロークをイメージしている
  • オートマチックにクラブの力でパッティングをしたい

加えて、従来の主流のように肘を外側に曲げ(五角形を作り)、肩でストロークする方であれば、違和感なく使いやすいでしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

パターがイップス気味の方も一度は使ってみる価値があるでしょう!

ゼロトルクパター(トルクレスパター)を採用するデメリット・向いていない人

ゼロトルクパターのデメリットとして、独特の設計によって違和感を覚える可能性がある点が挙げられます。特に、イン・トゥ・インが体にしみついている方や、フェースの開閉を積極的に使いたい方の場合、思うようなストロークができない原因となります。

また、クラブに任せてオートマチックに打てるという特性上、自分の感覚重視でしっかりと距離感が決まっている方が使うと、かえって距離感のバラつきを生む恐れがあるでしょう。

<strong>筆者のコメント</strong>
筆者のコメント

大型ヘッドやマレット型が多く、見た目が好みに合わないという方もいるかもしれません!

このような特性から、以下のような方はゼロトルクパターが向いていない可能性があります。

  • イン・トゥ・インのストロークでフェースの開閉を積極的に使いたい
  • 自分の感覚重視で距離感を合わせたり、操作性を出したりしたい
  • ハンドファーストのアドレスに違和感を覚える
  • ブレード型などスマートな見た目のモデルを使いたい

加えて、両肘を曲げずに(両肩とグリップで三角形を作り)、腕や身体を使ってストロークしたい方の場合、最初は違和感が出るかもしれません。

ゼロトルクパター(トルクレスパター)の打ち方

ゼロトルクパターのストロークで最も重要なポイントは、「まっすぐ引いてまっすぐストロークすること」です。ヘッドが開閉しづらいゼロトルクパターは、イン・トゥ・インでフェースを積極的に開閉させるストロークとは相性が悪いため注意しましょう。

現在、ヘッドが円弧を描き、フェースの開閉が多いストロークの場合は、意識的にストレートなストロークを目指しましょう。個々の感覚にもよりますが、以下のような工夫は検討の余地があります。

  • 肘を曲げて(両肩・両肘・グリップで五角形を作り)、肩でストロークする
  • グリップを逆オーバーラッピングで握る
  • グリップをクロスハンドで握る
  • グリップを太くする

また、ゼロトルクパターは自然とハンドファーストな打ち方になることを念頭に置き、クラブの性能に身を任せてストロークを行うイメージが大切です。

もちろん、グリップの握り方を変えずにストレートなストロークを実現できれば一番でしょう。自分の感覚や実際のストロークの感触が良かったものを取り入れてみることをおすすめします。

まとめ│ゼロトルクパター(トルクレスパター)でパッティングの安定化を実現しよう!

ストローク中のフェースの開閉を最小限に抑えられるゼロトルクパターは、特に以下のような方におすすめです。

  • パッティング(特にショートパット)の方向性が課題
  • ハンドファーストのグリップに違和感がない
  • ストレートなストロークをイメージしている
  • クラブの力でオートマチックにパッティングをしたい

パッティングの方向性や安定性が向上し、寄せワンが増えたり、3パットを防止できたりする大きな要因となるでしょう。

一言でゼロトルクパターといってもさまざまなモデルが展開されています。それぞれの特徴を比較検討し、自分にピッタリの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

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