ゴルフの始め方とは?初心者に必要な道具や総費用、デビューまでの流れを解説

上達法 

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「ゴルフを始めたいけど何から始めればいいの?」
「ゴルフに必要な道具は何?費用はどのくらいかかるの?」

と悩んでいる方はいませんか。

「ゴルフ」と聞くとハードルが高いと感じてしまう方も多いです。しかし実際は、比較的簡単に始められるスポーツです。必要な費用も工夫次第で、十分に抑えることができます。

そこで、当記事ではゴルフに必要な道具や費用、コースデビューまでの道のりをステップ別に解説しています。

ゴルフの始め方をマスターして、ゴルファーへの第一歩を踏み出してみませんか。

【ステップ1】必要な道具を揃えよう!選び方や総費用は?

「ゴルフで必要な道具」と聞くと、おそらく「ゴルフクラブ」と考える人が多いでしょう。もちろん、ゴルフを始める上でゴルフクラブは必須です。しかし、ゴルフを始めるには他にも様々な道具が必要となります。

ここでは、ゴルフデビューするために最低限必要な道具を解説します。

もちろん、練習の段階では不要な道具もあるため、コースデビューまでに全てを揃えられるようにしましょう。

ゴルフクラブ

ゴルフを始める上で最重要とも言える道具が「ゴルフクラブ」です。

しかし、最初から全てのクラブを揃える必要はありません。

これからゴルフを始める初心者の方が、最初に揃えるべきクラブは以下の通りです。
・ドライバー(1番ウッド)
・アイアンセット(6番アイアン~9番アイアン+ピッチングウェッジ)
・ウェッジ
・パター

それでは、詳しく見ていきましょう。

ドライバー

「ドライバー」とは主に第1打(ティーショット)で使用するクラブです。1番ウッドとも言います。ゴルフの中で一番飛距離が出る点が特徴で、クラブの花形的クラブと思う方も多いでしょう。

アマチュア男性で平均200ヤードから240ヤード程度飛ばすことができます。プロゴルファーの場合だと300ヤード程度も飛ばすことも可能です。

中古ショップであれば1本3,000円程度から入手が可能ですが、ある程度長く使うことを考えると少なくとも10,000円程度の予算を考えておくのがおすすめです。

以下の記事には初心者向けのドライバー選びのポイントや、おすすめドライバーを解説しています。ドライバー探しに迷ったらぜひご覧ください。

アイアン

アイアン」とはその名の通り、鉄でできたゴルフクラブの種類です。

同じ「アイアン」という種類のクラブの中にも、9番アイアンや8番アイアンなど、番手が振られており、番手が大きくなるほど(数字が小さいクラブになるほど)ボールの飛距離は落ちていきます。

例えば、7番アイアンで140ヤード飛ぶ人は、8番アイアンで130ヤード、9番アイアンで120ヤードが目安です。

そして、アイアンは基本的にセットで売られています。セットの内容はそれぞれですが「5~9番アイアン+ピッチングウェッジ(9番アイアンより1つ小さいクラブ)」などが多いです。

初心者の方がアイアンを選ぶ際は「7番~9番アイアン+ピッチングウェッジ」で十分です。しかし、上達した時に6番アイアンがあれば、使用する可能性があるため「6番~9番アイアン+ピッチングウェッジ」のアイアンセットを購入すると長く使用ができるでしょう。

一方で、5番アイアンや4番アイアンからのセットも発売されていますが、4番アイアンを含んだ長めのクラブ(番号が小さいクラブ)は頻繁に使いません。アイアンは長くなれば長くなるほど(番手が大きくなるほど)難しくなり、初心者には使いこなすのが難しいです。

昔は、このような長いクラブが使用されていましたが、現在は「ユーティリティ」という簡単なクラブも出てきました。長いクラブが必要になったらそちらの購入がおすすめです。プロゴルファーであっても長いアイアンを抜いてユーティリティを採用している方が数多くいます。

アイアンセットは新品であれば10万円程度することもありますが、中古であれば2万円から3万円程度で購入可能です。

中には5,000円程度のアイアンセットが販売されている場合もありますが、安すぎるクラブは、非常に前の商品である可能性があり、極端に性能が落ちるケースがあります。

アイアンは比較的長く使うクラブになるケースが多いため、予算に余裕があるのであれば激安で売られているアイアンセットは避けるのが無難です。

ウェッジ

「ウェッジ」とはグリーン周りで使用する、短い距離を打つためのクラブです。一概にウェッジと言っても「アプローチウェッジ」や、主にバンカーで使用する「サンドウェッジ」など様々です。

最近のアイアンセットは、ピッチングウェッジまでがセットになっており、上記のアプローチウェッジやサンドウェッジは別売りになっている傾向があります。

ウェッジの本数に決まりはありませんが、最初はアプローチウェッジとサンドウェッジの2本をセッティングすると良いでしょう。

中古であれば1本4,000円もしくは5,000円程度から購入可能です。

パター

「パター」とは主にグリーン上で使うクラブです。ゴルフの最終目的はグリーン上のカップにボールを入れることです。基本的には、このパターを使ってボールを転がし、カップインを目指します。

中古ショップでは1本3,000円程度から入手が可能です。

これからゴルフを始める人は「予算」と「見た目」の2点に着目してパター選びを行いましょう。パターにも様々な形があり、それによって感覚も変わるのですが、初心者の方にはその違いを見分けるのは難しいです。

そのため「このパターなら入りそう」と感じた商品を選ぶと良いでしょう。

キャディバッグ

「キャディバッグ」とはゴルフクラブを運ぶためのケースです。他にもボールやティーなどの小物も一緒に収納します。

キャディーバッグはゴルフグッズの中でもトップクラスの大きさで、プレー中に目にする機会も多いため、自分が気に入ったデザインの商品を選ぶと良いでしょう。

また、キャディーバッグにはクラブやボール、ティーなど、様々な道具を収納します。そのため、ポケットが多く、小物を綺麗に収納できる商品を選ぶことで、より快適にゴルフをプレーできるでしょう。

中には、キャディーバッグ選びの際に「重量」も重視する方もいます。重量が軽いと持ち運びが簡単になり、無駄に疲労を溜めることが無くなります。しかし、多くのアマチュアプレーヤーは、キャディーバッグをカートに積んでプレーをするため、多少重量があっても気にならないという方も多いです。

キャディーバッグは、安い商品で1万円程度から購入が可能となっています。

ゴルフシューズ

「ゴルフシューズ」は、ゴルフのプレー中に履く競技用のシューズです。日々の練習もゴルフシューズに履き替えて練習する方もいます。

ゴルフシューズは主に滑り止めの役割を担います。シューズのソール部分には滑り止めが付いており、芝の上でも滑らず、しっかりとしたスイングが可能となるのです。

ソールはソフトスパイク型とスパイクレス型に分かれており、シューズの締め方も紐式やダイヤル式など様々です。

新品の安い商品で5千円から1万円程度で購入ができます。

ゴルフボール

ゴルフボール」はその名の通り、ゴルフをプレーする際に使用するボールです。

ボールの値段もピンキリで、安いもので1ダース1,500円程度から、高いものでは1ダース7,000円程度という商品もあります。

しかし、初心者の方は安いボールでも十分です。ゴルフショップにはロストボールセットなども激安で売られているため、それを使用しても良いでしょう。

なぜなら、初心者の方はほぼ間違いなく、OBやロストなどでボールを無くすためです。卸したての高額なボールを一瞬で無くしてしまうと精神的ダメージも大きいでしょう。

そのため、少なくとも最初のラウンドでは高額なボールを使う必要はありません。

ゴルフに慣れてきたところで徐々にボールにも拘ることがおすすめです。

ゴルフグローブ

「ゴルフグローブ」とは、スイングの際に装着する手袋です。右打ちの場合は左手に装着します。(中には両手に装着する方もいます)

ゴルフグローブは主にグリップ力を高める役割があります。グローブを付けずにクラブをスイングするとすっぽ抜けてしまう恐れがあるため、必ずグローブは準備しましょう。

一般的には1,000円前後で購入可能です。

ティー

ティーとはコースの第1打(ティーショット)の際に使う、ボールを地面から浮かせる役割がある道具です。

ドライバーを打つ時に使う「ロングティー」と、それ以外のクラブを打つ時に使う「ショートティー」があります。

ティーは木製のものやプラスチック製のものがあり、それぞれ特徴が異なりますが、木製のティー(ウッドティー)ならば数百円で購入可能です。

マーカー

「マーカー」とは、グリーン上で自分のボールを拾う際に、ボールの位置をマークする道具です。

原則としてティーショットしたボールを触ることはできませんが、グリーン上は例外です。ボールに付いた泥や汚れを拭くために、持ち上げることが可能で、ボールを置きっぱなしだと同伴者のパッティングの邪魔になってしまう可能性もあります。

そのため、ボールがグリーンに乗ったら、マーカーをしてボールを拾うことも癖付けましょう。

マーカー数百円から1,000円程度で購入可能です。

また、コインなどでも代用可能であり、ゴルフ場には無料のマーカーを用意している場合もあるため、それらを使用しても良いでしょう。

グリーンフォーク

「グリーンフォーク」とは、グリーン上にボールが落下してできる凹み(ピッチマーク/ボールマーク)を修復する道具です。

ピッチマークを直すことは大切なマナーです。ピッチマークを放置するとグリーンが枯れてしまい、修復困難となってしまうため、必ず準備しましょう。

グリーンフォークは数百円から1,000円程度で購入可能です。また、ゴルフ場にも無料のグリーンフォークが置かれている場合もあるため、それらを使用しても良いでしょう。

ゴルフウェア

ゴルフウェアは、その名の通り、ゴルフをする際に着るユニフォームです。

ゴルフは紳士淑女のスポーツとも言われており、ジーンズやTシャツでのプレーはマナー違反とされています。

そのため、襟付きのシャツやストレッチパンツなど、マナーに違反しないウェアを着用しましょう。

ユニクロなどのファストファッションブランドでも一式揃えることが可能なため、低予算での購入も可能です。一方で「ゴルフではオシャレも楽しみたい」という方は、拘りを出せるポイントとなります。

【ステップ2】打ちっぱなし場で練習をしてみよう!

道具が揃ったらコースデビューに向けて練習を開始しましょう

ここでは練習形態を3つに分けて紹介します。

知り合いに教えてもらう

ゴルフの練習に慣れるまでは、ゴルフ経験のある知り合いと一緒に練習をすることで、一連の流れを覚えられます

ゴルフ初心者の方はこの形態が一番多いのではないでしょうか。

知り合いに教えてもらうメリットは、追加の費用を必要とせずにゴルフの基本を教わることができる点です。事前にクラブの握り方やスイングの知識を勉強していってもそれを実践するのは中々難しいため、アドバイスをくれる経験者がいれば安心です。

何よりも、誰かと一緒に練習をすることは非常に楽しいです。ゴルフを通じて今まで以上に仲を深められるかもしれません。

一方でデメリットは、アドバイスが本当に正しいかどうかが分からないという点です。

ゴルフ初心者の方は、もらったアドバイスが正しいかどうかの吟味が難しく、誤った知識を身に付けてしまう危険性があります。特にスイングが身に付いてない段階で悪い癖が付いてしまうと、その後の修正に苦労する可能性があります。

ゴルフレッスンに通ってみる

ゴルフを始める際に、最初からゴルフレッスンに通う選択肢も大変有効です

中には「クラブも握ったことないのにレッスンに通って大丈夫なの?」と思う方もいるでしょうが、大丈夫です。未経験者を歓迎しているレッスンも数多くあり、クラブの握り方から丁寧に教えてもらえます。

ゴルフレッスンに通うメリットは、何よりも「上達が早まる」点です。悪い癖が付く前に、理想のスイングを身に付けると、今後の上達も早まるため、思い切ってレッスンに通うという選択肢も検討しましょう。

ゴルフレッスンには他にも様々なメリットがあります。詳しいメリットやゴルフレッスンの選び方などを以下の記事にまとめているため、ぜひご覧ください。

しかしゴルフレッスンには、追加の費用が発生するというデメリットも発生します。ゴルフレッスンの費用はレッスン形態や設備によって異なりますが、安くても1時間2,000円~3,000円程度かかります。また、ゴルフレッスンは継続することでより効果を発揮するため、ある程度続けるという意思も必要でしょう。

独学で練習する

周りにゴルフ経験者がいなく、レッスンにも通わないとしたら、独学での練習となります。

独学のメリットは、自分の好きな教材で勉強ができるという点です。現在はYouTubeなどでも、様々な練習動画を無料で観られるため、独学に向いている時代であると言えるでしょう。

一方で、自分のスイングを客観的に見てくれる方がいないというデメリットもあります。ゴルフでは、自分の頭の中のスイングと、実際のスイングが全く異なることも多々あります。そのため、スイングを確認できるカメラの準備などがおすすめです。

また、練習始めはボールにかすりもしないことも多々あります。その時に「楽しくない」という感情が生まれてしまうかもしれません。1人で練習する場合、そのような状況になっても練習を続けることができる忍耐力も必要となるでしょう。

【ステップ3】ゴルフのマナーを勉強しよう!

実際にラウンドに出るまでに、習得する必要があることが「マナー」です。

ゴルフはマナーを重んじられるスポーツとされており、プレーにおいて数多くのマナーが存在します。いくつか例を挙げると以下のようなものです。
・他人がショットをする際は音を立てない
・他人のパッティングラインを踏まない
・隣のコースにボールが飛んだ際は「フォアー!」と大きな声で発する

上記は一例にすぎませんが、マナーを守らないと同伴者に不快な思いをさせてしまう可能性があります。

気が知れた友人とゴルフに行く際はその都度教えてもらえますが、最低限のマナーは身に付けておきましょう。以下の記事には初心者が最低限抑えるべきゴルフ場でのマナーを解説しているため是非参考にしてください。

【ステップ3.5】ショートコースで予行練習

これは必須ではありませんが、実際のラウンドへ行く前にショートコースで流れを掴むことも有効です。

ショートコースとはその名の通り、距離短いコースで、打ちっぱなし場に併設されていることもあります。

距離は短く、ホール数も18ホールないことが多いですが、デビュー前の予行練習には最適です。

ここで、本番の流れや芝やグリーンからボールを打つ感覚を身に付けていると、実際のコースに立った時に大きく役立つでしょう。

ショートコースならば1ラウンド1,000円程度でプレーが可能な場合もあるため、近くの練習場にないか探してみましょう。

【ステップ4】コースデビューへ

ここまで準備したのならば、コースデビューが可能です。

実際にコースに出ないと分からないことも多いため、ラウンドをしながら勉強をし、ゴルフを満喫しましょう。

ゴルフを始めるのに年齢は関係ない

よく「40代からゴルフを始めるのは無謀?」などと考える方もいますが、全く問題ありません。(プロを目指すなどとなったら話は別ですが)

ゴルフの魅力は何歳からでもスタートできることです。確かにジュニアゴルファーや20代で始めた方が有利な部分もありますが、40代から始めてシングルプレーヤーになった方も数多くいます。

物事を始めるのに遅いということはないので、勇気を出してゴルフデビューを目指してみましょう。

女性一人でもゴルフは始められる?

中にはゴルフに興味があるけれど、周りに経験者がいないという女性の方もいるでしょう。

そのような場合、新しいことにチャレンジするのは勇気が必要ですよね。

おすすめは、女性の会員が多い集団レッスンへの参加です。ゴルフ人口は男性の方が圧倒的に多いため、女性の場合レッスンなどで知り合った方と意気投合することがあります。実際にゴルフ仲間を探しにレッスンへ参加する方も存在し、レッスンで仲良くなって一緒にラウンドに行くという方も多いです。

最初は未知の世界が続いて不安かもしれませんが、ゴルフに興味があるならば一歩踏み出してみてはいかがですか。

まとめ

ゴルフの世界は未経験者にとって未知の世界であり、コースデビューをしたくても行動できない方は多いです。

しかし、ゴルフデビューまでの道はそれほど難しくなく、一度デビューしたらきっとゴルフにハマってしまいますよ。

当記事では、ゴルフ未経験の方がゴルフデビューするまでの流れを解説しました。当記事を参考に、是非ゴルフの世界に飛び込んでください。

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

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