ゴルフ初心者にロブウェッジはいらない?不要な理由やメリット、おすすめゴルファーを解説

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「ゴルフ初心者にロブウェッジはいらない?」
「ロブウェッジを入れると何が良いの?」

このように考えていませんか。

現在はウェッジを3本入れるゴルファーも多いです。その際に「ロブウェッジ」が候補になるケースもあるでしょう。

ロブウェッジの追加によって、コースマネジメントが多彩になるメリットが生じます。

一方で、ロブウェッジは難易度が高く、ゴルフ初心者にとってはスコアを崩す原因ともなりかねません。

本記事ではロブウェッジのメリット・デメリットやおすすめのゴルファーなどを解説しています。自分はロブウェッジを入れるべきか否かを適切に判断してください。

ロブウェッジとは

ロブウェッジとはその名の通り、ロブショットを打つために用いられるゴルフクラブです。

ロフト角が60度前後、もしくはそれ以上と非常に大きい点が特徴です。中にはロフト角70度といったクラブまで開発されています。

現在はウェッジを3本以上入れるゴルファーが増加しています。その際、新たに追加する1本として候補になるケースが多いです。

実際に、ロブウェッジを採用しているプロゴルファーも多く、多彩なコースマネジメントができる要因となります。

ゴルフ初心者にロブウェッジはいらない理由│導入のデメリット

現在は採用している方も多いロブウェッジですが、ゴルフ初心者や100切りを目指している方には不要な可能性があります。

何故ならロブウェッジは、他のゴルフクラブと比較して難易度が高いためです。

ここでは、ゴルフ初心者にロブウェッジがいらない理由を解説します。

だるま落としが出やすい

ロブウェッジでのアプローチは、だるま落しのミスが出やすいため注意が必要です。「だるま落し」とは、クラブがボールの下を潜って、ほとんど飛ばないミスのことです。

ラフでボールが浮いている状況などでロフト角が大きいロブウェッジを使うと、フェースが寝た状態でボールの下の空間を通りやすくなります。

だるま落しが出てしまうと、ボールの位置がほぼ変わらないにも関わらず1打追加されてしまうため、スコアを崩す原因となります

ダフリが出やすい

ロブウェッジはダフリが出やすい点も難しいと言われる理由です。

ロブウェッジはバウンスが少ない傾向があり、アプローチでヘッドが手前に入ってしまうとそのまま地面に刺さってしまう可能性が高いです。

バウンスとはソールの下の出っ張りを指します。

バウンスが大きいウェッジであれば、多少手前に入っても芝の上を滑ってくれるため、大きなミスには繋がりません。

打点にバラツキが出やすい初心者にとって、ロブウェッジはグリーン周りでミスが出やすいクラブと言えるでしょう。

飛距離にバラツキが出やすい

ロブウェッジには飛距離にバラツキが出やすいデメリットもあります。

ロフト角が大きくフェースが寝ているクラブほど、フェースの上をボールが滑りやすいためです。

少しの打点のズレや手の返し具合1つで、キャリーに大きく差が出てしまいます。その結果、思うようにピンに寄らずに3パットしてまう原因ともなりかねません。

一方でロフト角が小さいクラブでのアプローチであれば、フェースの上をボールが滑りにくいです。また、キャリーよりもラン重視でピンに寄せられるため、多少ミスをしても距離感が狂いにくくピンに寄りやすいです。

アプローチは数ヤード単位の感覚を持って行う必要があるため、ロブウェッジはゴルフ初心者にとっていらない可能性があります。

ロブウェッジ導入のメリット

一方でロブウェッジを使いこなせれば、多彩なコースメイクが可能となります。

ここでは、ロブウェッジを使うタイミングや導入のメリットを解説します。

高いボールを打ちやすい

ロブウェッジの最大の特徴は、高弾道のショットを打ちやすい点です。最初からフェースが上を向いているため、上げる意識を強く持たなくても自然に高弾道のボールとなります。

アプローチでボールを上げたい以下のようなケースで活躍します。

・バンカー越え
・池越え
・ピンポジションがグリーンの手前
・グリーンが下り

ボールにスピンをかけやすい

ロブウェッジはスピンが効きやすい特性も持っています。

通常ボールにスピンをかけたい場合は、フェースを開いてロフトを大きくします。しかし、ロブウェッジであれば、既にロフトが大きいため自然なフォームでスピンの効いたショットを打ちやすいです。

スピンが効く分ランが減るため、キャリーでピンに寄せたい場合などに重宝します。

左足下がりのアプローチ

ロブウェッジは左足下がりのショットでも活躍します。

30~50ヤード程度の左足下がりで通常のウェッジを使うと、ボールにスピンがかかりにくく、グリーン上で止めることは簡単ではありません。確実にグリーンに乗せたい距離にも関わらず、グリーン奥に行ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

一方でロブウェッジであれば、左足下がりの影響で弾道自体は低くても、スピンが強くかかる影響からグリーン上で止めやすくなります

大きなスイングでアプローチができる

ロブウェッジはボールが高く上がる分、飛距離は出にくい特性があります。

そのため、アプローチウェッジ(AW)やサンドウェッジ(SW)で同じ距離を打つよりも大きなスイングでアプローチが可能です。

中には「小さい振り幅だと手打ちになる」「打ち急ぎのミスが出る」といった方も多いでしょう。

その場合もロブウェッジを使えば、大きな振り幅でゆっくりとしたアプローチができます。その結果、余計なミスが減るといったメリットに繋がるでしょう。

ロブウェッジでバンカーが簡単になる?

ロブウェッジをバンカーで使用する選択肢もあります。

ロブウェッジは「バウンスが小さい」「ロフト角が大きい」といった特徴があるため、以下のようなバンカーショットで使いやすいです。

・ピンに近いバンカーショット
・顎が高いバンカーショット
・砂が固まっているバンカーショット
・目玉からにバンカーショット

一方で以下のケースでのショットでは不向きです。

・ピンまでの距離がある
・砂が柔らかい

特に、初心者ゴルファーがバンカーから出せない大きな原因は「ボールが飛ばない」です。ロブウェッジを使うと更にボールは飛びにくくなるため、初心者のバンカーショットではいらないクラブと言えるでしょう。

また、バウンスが小さい点もゴルフ初心者のバンカーショットを難しくする要因となるため注意が必要です。

ロブウェッジがおすすめのゴルファー

ロブウェッジは基本的に中級者以上におすすめのクラブです。ロブウェッジを使いこなせれば、様々なシチュエーションでショットの選択肢が増えます。

しかし、ロブウェッジを安定して打てるようになるには、多くの練習が必要となる点に留意しましょう。

一方で基本的に初心者ゴルファーにはロブウェッジはいらないケースが多いです。少しの打点やスイングのズレがそのままミスショットとして表れやすいため、AWやSWを利用しましょう。

また、ウェッジを3本入れると考えても、現在はクラブのストロング化が進んでいるため、積極的に導入する必要はありません。ウェッジのロフト角は4度刻みが鉄板であるためです。

例えばPWのロフト角が44度の場合「48度+52度+56度」のウェッジの組み合わせがおすすめです。PWのロフト角が46度であっても、ウェッジは最大58度程度となります。

自分のクラブセッティングからバランスが良いウェッジのロフト角を選択できれば、ショートゲームの安定性も大きく向上するでしょう。

ゴルフ初心者はランニングアプローチやピッチエンドランがおすすめ

上述した通り、ゴルフ初心者にはロブウェッジはいらないケースが多いです。また、サンドウェッジを開いて使う「ロブショット」も基本的には不要と言えるでしょう。

ロブウェッジと同様に、ロブショットも初心者にとっては難易度が高いためです。

ゴルフ初心者のアプローチでは「ランニングアプローチ」や「ピッチエンドラン」がおすすめです。

ンニングアプローチとは、ロフトを立ててピンに向かって転がす打ち方です。キャリーの距離はほとんど出ません。

一方でピッチエンドランとは、ランとキャリーの距離が1対1程度になる打ち方です。

いずれもロブショットよりミスになりにくく、確実にグリーンに乗せられます。グリーン周りでのミスはスコアを大きく崩す直接的な要因となるため、まずは安全な方法でグリーンオンを目指しましょう。

まとめ

今回はロブウェッジのメリット・デメリットや向いているゴルファーなどを解説しました。

ロブウェッジを導入すれば、様々なシチュエーションでショットの選択肢が増えます。そのため「多少冒険しても1打縮めたい」といったコースマネジメントも可能となるでしょう。

一方でダフリやだるま落し、飛距離のバラつきが出やすい難しいクラブでもあります。スイングや打点が安定している中級者や上級者向けのクラブと言えるでしょう。

初心者の場合は、その難しさからかえってスコアを崩す原因ともなりかねません。スコアをまとめたい場合はいらないクラブである可能性があります。

また、現在はストロングロフト化の関係から、ウェッジを3本入れるにしてもロブウェッジが不要なケースもあります。自身のクラブセッティングから適切なロフト角のウェッジを選択しましょう。

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