【ゴルフ】左利きでも右打ちで始めるべき?レフティーが不利な理由や右打ち転向のメリットとは

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「周りにレフティーが誰もいない」
「左利きだけど右打ちで始めるべき?」

などと悩んではいませんか。

ゴルフでレフティーは少数派であるため、どちらで始めたら良いか分からないですね。

利き腕が左であれば当然レフティーで始めるべき」と考える方も多いですが、実はレフティーが不利と言われている要因もあるのです。

そこで今回は、ゴルフのレフティー不利と言われる理由や右打ちに転向するメリット・デメリットを踏まえて、左利きの方は右打ちで始めるべきか否かを解説しています。

これからの長いゴルフ人生を大きく左右する選択になるため、ぜひ参考にしてください。

ゴルフのレフティーの割合

日本人の左利きの人口は全体の約10%です。一方で、ゴルフのレフティーの割合は全体の約3%と言われています。

約33人に1人の計算のため稀な存在と言えるでしょう。

また、このデータから「左利きの約7割は右打ちでゴルフを始めている」と判断できます。

ゴルフを右利きで始める恩恵は大きいため、多くの左利きの方はレフティーではなく右打ちに転向して始めているようです。

レフティーが不利と言われる理由

一般的に、ゴルフでレフティーは不利になりやすいと考えられています。

ここでは、レフティーが不利と言われる理由を4点解説します。

レフティー(左利き)用のクラブが少ない

ゴルフではレフティーよりも右打ちの人口が圧倒的に多いため、左利き用のゴルフクラブが少ないです。

時には「欲しいモデルのクラブなのにレフティー用が発売されていない」といった事態に陥る可能性もあるでしょう。

また、中古市場でもレフティー(左利き)用のクラブの流通は少ないです。

右打ちの場合、数年前のモデルであれば安価に手に入れられる可能性は高いです。しかし、レフティーの場合は中古商品が少ないため、新品を購入せざる得ない場合も多いでしょう。

その結果、道具の購入費用も高額になる可能性があるため注意が必要です。

ゴルフ練習場のレフティー(左利き)用打席が少ない

レフティーはゴルフ練習場の打席数が少ない点に注意が必要です。

その練習場にレフティーの常連さんがいる場合、練習時間が重なると待ち時間が長くなる可能性があります。

またレフティー(左利き)用打席のほとんどは右端に設置されているため、打席の選択肢の幅も狭いです。ゴルフ仲間と練習に行った際に、打席が離れてしまう可能性も生じるでしょう。

さらにゴルフレッスンでは、レフティー用の打席を設けていない施設も多いです。「良さそうなレッスンがあるのに左利きは利用できない」などの結果に繋がってしまう可能性があるため注意が必要です。

ただし「右打ち打席は満席だが左打ち打席は空いている」などのケースもあるため、レフティーがメリットになる場合もあります。

各種情報が右打ち用で作成されている

ゴルフメディアやレッスン動画のほとんどは、右打ち視点で作成されています。

そのため、自分の頭の中で情報を反転させて考える必要があります。ゴルフ理論を整理する際に考えるべきことが1つ増える点はレフティーのデメリットとなるでしょう。

レフティーはゴルフコースの難易度が高い

同じゴルフコースでも、右打ちよりレフティーの方が難しいと感じやすいと言われています。

何故なら、ゴルフ場は右利きのゴルファーがラウンドしやすいように設計されているためです。

例えば、アマチュアゴルファーはスライスのミスが多いため、右側に丘を作るなどで、ラウンドしやすくなっているケースがあります。

反対にレフティーのゴルファーがスライスを打ってしまうと、左に飛び込むため、ペナルティを受ける確率が上がってしまいます。

レフティ独自の有利な点はある?

一方でレフティ独自のメリットはそう多くはありません。

ただし、上記したように「ゴルフ練習場のレフティ打席だけは空いている」といったケースは挙げられます。

また、レフティーは少数派のため、練習場やコンペなどで覚えてもらいやすいです。ゴルフ仲間が見つかるきっかけとなるでしょう。

左利きが右打ちでゴルフを始めるメリット

上記したように、左利きがレフティーでゴルフを始めると、様々な面で不利と感じてしまいます。

一方で、左利きの方が右打ちでゴルフを始めるメリットは複数あります。

左手主導のスイングを習得しやすい

左利きの方が右打ちでゴルフを始めると、左手主導のスイングを習得しやすいです。

ゴルフの左手はクラブをリードする役割を担っています。ショットの方向性や安定性は左手の動きが重要です。

しかし右打ちのゴルファーは右手の力が強く、ダフリや安定性の低下に繋がっている方も多いです。

しかし、左利きの方は左手の力が強いため、右利きの方と比較して自然な左手主導のスイングが習得しやすい傾向にあります。一度コツを掴んだら、ショットの安定性が高まりやすいと言えるでしょう。

左足の踏み込みを使ったスイングを習得しやすい

左利きの方が右打ちで始めると、スイング時に利き足である左足で強く踏み込んだスイングが習得できます。

ゴルフはダウンスイング時に左足を踏み込むことで大きな力を発生させます。左足の踏み込みで大きな力をボールに伝えられれば、その分強い弾道で遠くに飛ばすことが可能です。

右利きの場合、右足に体重が残ってしまう方も多いため、左利き右打ちのメリットと言えるでしょう。

左利きが右打ちで始めるデメリット

一方で左利きが右打ちで始めると、スイングに違和感を覚える可能性があります。

特に野球やテニスといった別のスポーツで左打ちに慣れていた場合は、右打ちのスイングに慣れるまで時間がかかる可能性があります。

また、他のスポーツ経験によって左打ちに使う筋肉や感覚が発達している場合、左打ちの方が高いパフォーマンスを発揮できる場合もあるでしょう。

ゴルフ初心者は右打ちで始めるべき?

基本的にこれからゴルフを始める左利きの方は、右打ちで始めることがおすすめです。

左利きの方が右打ちで始めることには以下のような利点があります。

・クラブを自由に選びやすい
・練習打席を自由に選べる
・打席に関係なくゴルフレッスンを探せる
・情報収集がしやすい
・コースの難易度が高まらない

また、友人とのクラブの貸し借りや、レンタルクラブを借りられる可能性の向上にも繋がるでしょう。

もちろん「どうしてもレフティーが良い」と考えているのであれば、全く問題ありません。レフティーで活躍しているトッププロも数多く存在します。

右打ちに慣れない場合はレフティー転向もあり

右打ちで始めたはいいものの、スイングに慣れない場合はレフティーへの転向も検討しましょう。

上述した通り、野球やテニスなどの経験者は、慣れ親しんだ左打ちの方が高いパフォーマンスを発揮できる可能性があります。

そのため、右打ちに確定させるまではレンタルクラブなどを用いた練習がおすすめです。自分のクラブを持っていなければ「やっぱり左打ちが良い」となった場合すぐに行動ができます。

自分専用のクラブを買うのは、右打ちか左打ちかを決めてからで良いでしょう。

左利き・右打ちで活躍するトッププロ

実際に、日常生活は左利きですが、ゴルフは右打ちで活躍しているトッププロも多いです。

【左利き右打ちのプロゴルファーの例】
タイガー・ウッズ選手
ジョーダン・スピース選手
セルシオ・ガルシア選手
リー・ウエストウッド選手など

このように左利き右打ちのトッププロも多いため、決して不利になることはありません。

右利き・左打ちのプロゴルファーがいるって本当?

上記では、レフティーは不利になる要素が多いと紹介しました。そのため、右利きのゴルファーがわざわざレフティーでプレーするメリットはほぼありません。

しかし世界で活躍する「フィル・ミケルソン選手」は右利きにも関わらずレフティーでゴルフをプレーしています。

小さい頃に父親のスイングを鏡写しのようにして練習した結果、レフティーのスイングが身についたようです。

このような話を聞くと、指導者のスイングを鏡写しに覚えられるというメリットがありそうですね。

また日本では、アマチュアで活躍している笠原瑛選手が右利きにも関わらずレフティーでプレーをしているようです。

まとめ

今回は左利きの方は右打ちでゴルフを始めるべきか否かについて解説しました。

左利きの方が右打ちでゴルフを始めると、以下のようなメリットが生じます。

・クラブを自由に選べる
・練習打席を自由に選べる
・打席に関係なくゴルフレッスンを探せる
・情報収集がしやすい
・コース設計上も有利

メリットが多いため、基本的には右打ちでのスタートがおすすめです。

しかし、野球やテニスで左打ちに慣れ親しんだ方などは、レフティーの方が向いている可能性も。

そのため、いきなり自分用のクラブを買うのではなく、最初はレンタルクラブなどで右打ちを試してみましょう。自分が右打ちかレフティーかを確定させてから、専用のクラブの購入を行うのがおすすめです。

この記事の著者
ゴルフシグナル編集部 渡邉

20代後半ゴルフ歴14年。学生時代は競技者としてプレーをしていました。皆さんのゴルフライフが少しでも充実する情報をお届けしたいです。

朝日新聞社・ベスティ・スカイAが運営する「golmicio(ゴルミーチョ)」のライターもしています。

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