「ゴルフ練習場の打席は1階の真ん中が理想」このように考えていませんか。
ゴルフ場の練習打席には「1階or2階」「右側or左側」などの選択肢があります。それぞれの打席には特徴があり、練習の内容やスイングタイプによって向き不向きが出る場合も。
そこで今回は、ゴルフ練習場のそれぞれの打席の特徴やおすすめの人を解説しています。打席選びで練習の質が変わる場合もあるため、ぜひ参考にしてください。
ゴルフ練習場 1階打席の特徴・おすすめの人
ゴルフ練習場で人気の打席は1階と言えるでしょう。「2階打席は空いているが1階打席は空いていない」といった経験がある方も多いはずです。
ここでは、ゴルフ練習場の1階打席の特徴やおすすめの人を解説します。
距離感が正確│アプローチの練習に最適
1階打席は2階打席と比較して表記までの距離が正確です。1階打席はターゲット方向へのアップダウンが少ない一方で、2階打席は打ち下ろしになるためです。
特にアプローチの距離感は大きく変わります。ショートゲームは数ヤード単位での調整が必要となるため、距離感が正確な打席での練習がおすすめです。
そのため「アプローチや100ヤード以内の練習を重点的に行いたい」といった方は1階打席の利用がおすすめです。
目線が実践に近い│本番をイメージした練習ができる
1階打席でのショットは実践の目線に近いです。
もちろんラウンドでは、打ち上げや打ち下ろしといった様々なシチュエーションでのショットが求められますが、基本は目線の延長線上にターゲットが来ます。
他方で2階打席の場合はターゲットに対して常に打ち下ろしのショットとなります。
そのため「本番の目線をイメージした練習がしたい」といった方も1階打席がおすすめです。
左肩が上がりやすい│アッパーブローで打ちやすい
1階打席は2階打席と比較して、アドレス時に左肩が上がりやすいです。
2階打席よりもボールの最高到達点が低いため、ボールを上げようとする意識から左肩が上がりがちになります。特にレンジボールは弾道が上がりにくいため、ボールを上げる意識が強くなりやすいです。
また、打ち上げになっている練習場が多い点も、左肩が上がりやすい要因となるでしょう。
そのため「アッパーブローを習得したい」「左肩が下がる癖を修正したい」といった方も1階打席での練習がおすすめです。
ゴルフ練習場 2階打席の特徴・おすすめの人
一方で2階打席が向いている方も存在します。2階打席にしかない特徴もあるためです。
ここでは、ゴルフ練習場で2階打席の特徴やおすすめの方を解説します。
料金が安い場合がある│沢山打ち込みができる
1階よりも2階打席の方が1球あたりの料金が安い練習場も存在します。同じ料金であれば2階打席の方が沢山打ち込みが可能です。
基本的に数を重視して打ち続ける練習はおすすめしません。しかし、フォーム改造を行う場合など、打ち込みが重要になるケースも多々あります。
そのため「数を打ってフォームを固めたい」「費用を抑えて練習をしたい」といった方は2階打席の利用がおすすめです。
球の落ち際が見える│ランやキャリー把握できる
2階打席の特徴として「球の落ち際が見える」が挙げられます。
アプローチを除いた概ね100ヤード以上の距離の場合、1階打席では打球の着地点が確認しずらい可能性があります。一方で2階打席の場合は、着地点を上から確認できるため、球の落ち際やキャリーまで確認可能です。
そのため「ショットのランの距離を確認したい」「正確な落ち際を確認したい」といった方にもおすすめです。
左肩が下がりやすい│すくい打ちを直せる
ゴルフ練習場の2階打席は1階打席と比較して左肩が下がりやすいです。なぜならターゲットに対して打ち下ろしとなっており、自然と目線が下を向きやすいためです。
左肩が下がると低い弾道のボールや、打ち込むようなインパクトの原因になる可能性があります。2階打席を利用する際は、アドレスやフォームが真っすぐになっているかを確認しましょう。
しかし考え方を変えれば「ダウンブローの習得に貢献する」とも言えるでしょう。
ゴルフ練習場 右側の打席の特徴・おすすめの人
ゴルフ練習場の右側の打席の特徴は「フェードが打ちやすい」点です。右側にすぐネットがあるため、アウトサイドイン軌道でボールを左側に打ち出す意識を取りやすいためです。
一方で、ドローヒッターの方が右打席を使用すると、右の空間が狭いためドローの打ち出しのイメージが湧きにくくなります。
そのため「フェードヒッター」や「フックを修正したい」といった方は右側の打席の利用がおすすめです。
また、レフティー用の打席は右側に設置されている場合が多いです。
ゴルフ練習場 左側の打席の特徴・おすすめの人
一方で左側の打席の特徴は「ドローボールを打ちやすい」点です。
左側の打席であればインサイドアウトで右側に打ち出すイメージを作りやすいためです。
一方でフェードヒッターの場合は、アウトサイドインで左に打ち出すイメージを作りにくくなるため注意が必要です。
そのため「ドローヒッター」や「スライスを修正したい」といった方は左側の打席の利用がおすすめです。
ゴルフ練習場の打席の向きにも注目する
ゴルフ練習場を利用する際は打席の向きやにも着目しましょう。
中には「ネットの方向が真っすぐ」と思い込んでいる方もいます。しかし、右打席だと左に、左打席だと右に傾いているゴルフ場も少なくありません。
ネットが真っすぐと思い込んでいると、スタンスがクローズ・オープンになる危険性が生じるため注意が必要です。
また、マットの向きに沿ったアドレスに慣れた場合、マットに逆らったターゲットへのショットが難しくなる場合もあります。当然ラウンド本番ではマットがないため、様々なターゲットにボールを打つ練習がおすすめです。
まとめ│目的に合わせた打席選びを行うことが大切
今回はゴルフ練習場の打席の違いによる変化を解説しました。
ゴルフ練習場の打席にはそれぞれ特徴があり、目的やスイングタイプに合わせた選択が重要となります。
また「毎回必ず同じ打席を使う」といった方は、様々な打席の利用もおすすめです。1階と2階、右側と左側で反対の特徴があるため、バランスを取った練習を行いましょう。
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